カフカス旅行第6日目。
アルメニアに入国します。
いつまで待ってもシーツが配られず、
マットレスに直に横たわって寝ていたら
22時頃に国境のSadakhlo駅(サダフロ駅)に到着。
ジョージアの国境警備隊が乗り込んできて
パスポートを回収していきました。
1時間弱で出国スタンプの押されたパスポートが返却。
ジョージア共和国出国です。
23時半頃、アルメニア側の国境駅である
Ayrum駅(アイルム駅)に到着。
アルメニア軍が大勢屯しているから
流石に写真は撮れなさそうな雰囲気…
アルメニア入国にはビザが要るので
ここでアライバルビザを購入します。
申請書には証明写真を貼る欄がありましたが、
貼らなくても別に良いようです。
お釣りが無いとの事だったので
一人20GELでアライバルビザを購入。
という事で、アルメニア共和国に入国です!
(以降、エレバン時間UTC+4.0h)
結局、アルメニア入国後もシーツが配られる事はなく
マットレスに横たわって
より一層激しさを増した振動に耐えながら就寝。
(自分で貰いに行かねばならなかったようです。)
6:55、定刻通りYerevan駅(エレバン駅)に到着。
寒い!
Tbilisi(トビリシ)より大分寒いな…
非常に立派な駅舎です。
但し、Tbilisi駅(トビリシ駅)とは違って
ショッピングモールなどは併設されていません。
人通りも疎らです。
Yerevan駅外観。
Tbilisi駅よりも旧ソ連感がありますね。
アルメニアはジョージアと違って親ロ国家なんだとか。
タクシーで宿に向かい、
まだチェックインは出来ないので
大きな荷物だけ置いて観光に出掛けます。
Yerevanは2泊するから、
今日観光して明日丸一日を休息に充てよう…
Barekamutyun駅(バレカムテュン駅)から
エレバン地下鉄に乗ります。
長くて異常に速いエスカレーターも旧ソ連式。
あと、もし何もかも旧ソ連式だとしたら
写真撮影も禁止だという事になりますが…
エレバン地下鉄Charbakh(チャルバフ)行きに乗車。
2両編成です。
Hanrapetutian Hraparak駅(共和国広場駅)に到着。
Yerevanの中心地、Hanrapetutian Hraparak
(共和国広場)です。
Tbilisiよりも建物はずっと立派ですが、
やはり人通りは疎らです。
Yerevan市民は朝が遅いのだろうか…
あと、Yerevanは何もかも茶色いですね。
まずは空いていた喫茶店に入って一服。
Tbilisiに比べると物価が高いな…
街が動き始める時間帯になったら本屋へ。
アルメニア人作曲家の楽譜はあるかなー。
…あった!
オムニバス形式の楽譜を手に入れました。
海外でちゃんとした楽譜を買えたのは初めてだな…
帰りの鉄道の切符を買い忘れていたので、
地下鉄でYerevan駅に戻ります。
Sasuntsi Davit駅(サスンツィ・ダヴィット駅)が
Yerevan駅に隣接しています。
切符は無事買えました。
何故時刻表がYerevan駅ではなく
Москва駅(モスクワ駅)のものなのか。
まだソ連のつもりなのだろうか…
時刻表を買いたいと言ったら、
「1本しか列車が無いんだから要らないよ!」
とあしらわれてしまいました。
コソボ国鉄はくれたのに…
何はともあれ、切符は手に入ったので
Hanrapetutian Hraparakに戻ります。
TKの友達だという、東京外大のアルメニア人アレフと合流。
日本に留学しているだけあって日本語ペラペラです。
ここからは彼女に案内してもらいます。
まずはHanrapetutian Hraparak傍のバザールへ。
今日は土曜日なので多くの店が軒を連ねています。
お土産はここで買うのがオススメだとか。
Surp Grigor Lusavorich Church(聖グリゴル・ルサヴォリッチ教会)。
2007年に出来たばかりの新しい教会です。
新しい大統領の意向で何かと何かを分けていて、
そんなのは駄目だとアレフが怒っていました。
…何と何なのかは良く理解出来ませんでした。
Surp Grigor Lusavorich Churchの傍にはスラムが。
Yerevanにもあるんですね。
Nairobi(ナイロビ)ほどヤバくはないと思いますが…
Ереванский Государственный Университет
(エレバン国立大学)。
アルメニアで最上位に位置する大学です。
アレフの出身大学だとか。
ちょっと入れさせてもらいました。
大学の内部はどの国も似たようなものですね。
大通りの地下に広がるショッピングモール。
旧ソ連時代そのままの地上と違って地下は近代的ですね。
名駅の地下街より立派かも知れない。
Yerevan Opera Theatre(エレバン・オペラ劇場)と、
その前に鎮座するХачатурян(ハチャトゥリアン)。
そう、アルメニアはあのХачатурянの故郷。
国を挙げてХачатурянを推しています。
でも、実はTbilisi出身だったり…
(アルメニア人である事に間違いは無い。)
そんなХачатурянの邸宅を改装した
House Museum of Aram Khachaturyan
(アラム・ハチャトゥリアン記念館)。
やはりこれはP会員として行かねばならないでしょう。
数々の有名人との写真や
ブエノスアイレスで使っていたというピアノなど、
Хачатурян所縁の品が数多く展示されています。
Хачатурянが好きだったという
彼のお母さん直伝のクッキーも売っていたので、
お土産として買ってみました。
割らずに日本まで輸送出来るかな…
このHouse Museum of Aram Khachaturyan辺りから
急激に体調が悪化してきて、
剰え雨までぱらついてきてしまったので、
僕はここで離脱する事に。
マルシルートカに乗せてもらって宿まで戻り、
宿に着いたらすぐに寝ました。
流石に無茶だったかな…
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