(無題)

カフカス旅行第5日目。
移動日です。

7:11、起床。
熱は粗方下がったみたいだけど、まだ頭が痛い…
スパルタなTKは朝8時から出掛けようとか言ってきましたが、
とてもそんな事を出来るとは思えなかったので
10時半発にまけてもらいました。
寝よう…
zzz…


ある程度体調が回復したので、
宿の人に中心部まで送ってもらいました。
マルシルートカ乗り場の周辺は
如何にも旧ソ連っぽい無機質な街並みでしたが、
この辺りは石造りの古い建物が残っていますね。


賑やかな噴水。
動物の像が沢山立っているな…
十二支?


街角の喫茶店で昼食。
相変わらずボリュームが凄いです。
ジョージア人は大食いなのかな?


列車の時刻が迫ってきたので
急いでKutaisi I駅(クタイシⅠ駅)へと向かいます。


12:15発17列車Tbilisi(トビリシ)行きに乗車。
客車1両に機関車を2両も付けるという豪華(?)仕様です。


中はこんな感じ。
6人単位のコンパートメントです。


列車は定刻通りに出発。
線路上に障害物が無いか確認するかのような速度で
そろそろと進みます。


6、7kmほど走ると本線に合流します。
Kutaisi(クタイシ)の街はジョージアを東西に貫く
幹線鉄道から少し北に外れている為、
Rioni(リオニ)-Kutaisi I間は支線が延びています。
専用の支線を敷くくらい重要な街だったんですね…


そのRioni駅でいきなり25分停車。
車掌さんが野良犬と戯れています。


機関車が外れて付け替え作業を始めました。
どうやら、流石に客車1両+機関車2両で行く訳ではなく、
ここでBatumi(バトゥミ)方面からの列車に連結して
機関車2両+客車5両の7両編成で行くようです。
Kutaisi支線に乗り入れるのが1両だけという事のようですね。
客車方式ではない普通の電車は
普通に4両編成でKutaisi Iまで乗り入れていましたが。


豪華7両編成になってKvirila(クヴィリラ川)沿いに
一気に瞬足になって東進します。
窓が汚いな…


何故か通路側の窓だけは綺麗です。
いや、客室側の方をもっと掃除して欲しいのだが。


昨日は一切楽しむ余裕が無かった梅の花も
今日はゆっくりと楽しめます。
やはり鉄道こそ至高の移動手段。


Gori駅(ゴリ駅)に到着。
このGori(ゴリ)という街はその手の人には有名で、
何とあのСталин(スターリン)の生誕地です。


こんな田舎町で爆誕したのか…
ちなみに、この辺りは南オセチアとの境界が
幹線道路ギリギリまで迫っているような地域でもあります。
(一番近いところで300mくらい。)


首都当てクイズなどをして時間を潰していたら、
いつの間にかMtskheta(ムツヘタ)まで来ていました。
Tbilisiはもうすぐです。


17:21、Tbilisi駅(トビリシ駅)に到着。
6分遅れでした。


今日は宿には泊まらず夜行列車に乗り換えるので、
ここで腹拵えしておきます。
何処か良い店はあるかな…


良さげなジョージア料理屋が見付からなかったので
代わりにトルコ料理屋で夕食。
ジョージア料理とはまた違う系統だけど美味しい!
流石は世界三大料理の一つ。
トルコに行きたくなってしまった。


美味しい料理に舌鼓を打っていたら、
店長らしき人がやってきて、
「私は世界各国のお金を集めているのですが、
良かったら貴方の国のお金を貰えませんか?」
と交渉してきて、千円札を渡した代わりに
スープとデザートをサービスしてくれました。


20:20発371列車Yerevan(エレバン)行きに乗車。


この客車はジョージア国鉄ではなく
アルメニア国鉄のものなので、
サボもジョージア語は無く
アルメニア語とロシア語の併記です。
英語ではなくロシア語なのが旧ソ連らしくて良い。


中はロシア国鉄とほぼ同じ、
というか、旧ソ連製なので全く同じです。


Tbilisiの夜景を横目に出発。
それでは、ジョージアを離れます。
まだ若干頭が痛いけど、
発熱の所為で入国拒否されたりしないよな…

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