(無題)

アフリカ旅行第14日目。
サファリツアーに出掛けます。

5:30、起床。
眠い…
朝食を取り、ツアー会社が迎えに来たら出掛けます。
Nairobi(ナイロビ)は通勤時間帯の渋滞が酷いので、
それを避ける為にこんなにも早く出発するそうです。
Nairobi市街を抜け、西へ進みます。
エチオピアと違ってラトソルです。
余りに眠いので爆睡していました。


不意に絶景が広がりました。


ここはモザンビークからジブチまで
9,600kmに渡って続く大地溝帯の縁なのです。
この旅行は殆どこの大地溝帯の中ばかりを巡っています。
ちなみに、この絶景地点には土産物屋が軒を連ねています。


人類が生まれたとされているのもこの大地溝帯。
人類の揺りかごとも呼ばれる地帯なのです。
再びこの中へと下りていきます。


道すがらの食堂で昼食。
食事はダナキルツアーの方が美味しかったですね。


沿道最後の街、Narok(ナロク)を過ぎて暫くすると
遂に舗装路が終わりました。
良く分からない場所で突然途切れるんだな…


未舗装ながら道幅はかなり広く、
ケニアは日本と同じ左側通行なのですが、
運転手は何故か道路の「右端」を攻めています。
対向車が来ると正面衝突ギリギリで避けるスタイル。
普通に左側通行している車も居るのに、
何故右側を路肩に突っ込む勢いで右端を走るのだろう…


道端でマサイ族が話し合いをしていました。
ここはもうマサイ族の領域です。


Masai Mara National Reserve(マサイ・マラ国立保護区)の
Sekenani Gate(セケナニ・ゲート)に到着。
世界一有名な国立公園(正確には国立保護区ですが)、
Masai Mara National Reserveです。
ここで入域手続きをします。
順番待ちをしている間にゲート周りで屯っているマサイ族が
色々売り付けようとしてくるので注意しましょう。


ちなみに、ゲートの周りには柵も何もありません。
その気になれば簡単に入れてしまいます。
この辺りは乾燥したサバナ気候の為、
国立保護区の外の牧草が無くなってしまった際に
マサイ族がゲートから2~3km程度
家畜を連れて入る事を許可する事があるのだそうです。


国立保護区に入ったところで
車の屋根を開けます。


草原の中にぽつぽつと生える木。
これぞサバンナです。
いやー、良い眺めですね。
さて、動物は見付かるかな?


居た!
早速見付かりました、インパラの群れです。
こんなに簡単に見付かるものなのか…
流石は世界に名を馳せる国立公園。


キリンも居ました。
こうなれば、やはりあの動物も見たいな…


居たっ!
百獣の王、ライオンです!
草むらの陰に隠れて休んでいました。
運転手さんも良く見付けたな…


草原のど真ん中で堂々と休むライオンも。
王の余裕がありますね。


その周りに群がる人間共。
ライオンも寝ているだけで一々こんなに集まられたら
気の休まる時が無いな…
まあ、サバンナで気が休まる時なんか元々無いか。


しかし、気疲れしたのか寝てしまいました。
こんなに気軽に寝られるのも王ならではといったところか。


この辺りで雲行きが怪しくなってきました。
雨が降ると道がぬかるんで帰れなくなるかも知れないとの事で
急いで踵を返します。
が、雨雲に追いつかれてしまい、物凄い豪雨に。
更に雨は雹に変わって車体を激しく打ち鳴らします。
運転手が十字を切り出す始末。
大丈夫なのかこれ…
豪雨の中ガタガタの道を3時間弱走り抜けて
何とかキャンプにまで辿り着きました。
疲れた…
サファリツアーも楽ではないですね。

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