(無題)

アフリカ旅行第8日目。
Addis Ababa(アディスアベバ)を発ちます。

6:47、起床。
朝食を食べ、支度を済ませたら
大きな荷物を宿に置いて出掛けます。


子供達が路地でストリートサッカーをしています。
日曜日に喜んで遊ぶのは世界共通ですね。


Addis Ababaの中心地、Meskel Square(メスケル広場)。
まさかのここでもサッカーをしています。
首都のど真ん中の広場がサッカー場と化しているのか…
子供だけでなく、大人もユニフォームを着て
腕立て伏せや走り込みなど筋トレに励んでいます。
Addis Ababaは標高2,400mにあるので
普通に筋トレするだけで高地トレーニングです。
ここまでサッカーが人気ならきっと強いんだろうなぁ…
と思いきや、調べてみたら全然でした。(アフリカ30位)


英語では営業時間が8:30から18:30になっているのに、
現地語(アムハラ語)では2:30から12:30になっています。
外国人観光客を騙そうとしている…
のではなく、エチオピアでは日の出(6:00)を基準にした
エチオピア時間なる独自の時間を採用しているのです。


エチオピアは人類発祥の地としても有名。
最古の人類、ルーシーの化石も発掘されています。
その骨の複製が博物館に展示されていると聞いて
このAddis Abeba Museum
(アディスアベバ博物館)に来てみたのですが…
ここじゃなくて国立博物館?
結構遠いな…
それなら、まずはあそこに寄っておくか。


やはり一国の首都に来たらここは見ておかないと。
Djibouti-Addis Ababa鉄道(ジブチ=アディスアベバ鉄道)の起点、
Addis Ababa駅(アディスアベバ駅)です。
Djibouti駅(ジブチ駅)と同じく
改良工事の際に駅が郊外に移されたので、
現在ここは廃駅となっています。
La Gare(ラ・ガール)と呼ばれているので、
地球の歩き方では「ラガール駅」と書かれていますが、
“La Gare”とはフランス語で「駅」という意味です。
殆ど地名化しているようですが。


駅は廃止されてしまいましたが、
交通の要衝としての役割は失われていません。
今も尚ここは市バスのターミナルとなっています。


この人数が1台のバスに乗り切るんだろうか。
その様子をちょっと見てみたい感もありましたが、
駅前とバスターミナルは治安が悪い場所の典型例なので
変な輩に絡まれない内に撤退します。


1年半前に中国の支援で開通したばかりの
アフリカ初のLRTで国立博物館を目指します。
Leghar駅(レガール駅)からアディスアベバLRT1号線
Torhailoch(トルハイロッチ)行きに乗車。
想像していたより遥かに混んでいるな…
Αθήνα(アテネ)の地下鉄で
財布をすられた経験があるので、
ガチガチに緊張していました。

国立博物館の最寄駅は2号線の
Menelik II Square駅(メネリク2世広場駅)。
St. Lideta駅(セント・リデタ駅)で乗り換えれば良いか
と思っていたのですが…
あれ?停車したのに扉が開かないぞ?
客を乗降させずに発車した!?


Coca Cola駅(コカコーラ駅)まで
飛ばされてしまいました。
どういう事なんだ…
他の乗客の様子からして
車掌が扉を開け忘れたとかではなさそうだけど…


ちなみに、この駅はコカコーラの名を冠していますが、
辺りにコカコーラ関係の建物は見当たりません。
コカコーラに怒られないのだろうか。


アディスアベバLRT1号線Ayat(アヤト)行きに乗り換え。
やっぱりSt. Lideta駅には停まりません。
1号線の列車は停まらないのかな?


Tegbared駅(テグバレッド駅)でアディスアベバLRT2号線
Menelik II Square行きに乗り換え。
結局、この列車もSt. Lideta駅には停まりませんでした。
ホームへの入口が塞がれていたし、
St. Lideta駅は廃止されたんだろうか…


LRTはMerkato(メルカート)の中を走ります。
このLRT、改札や車内検札が全く存在しないので
幾らでも無賃乗車出来てしまい、
それ故にスリ等も多いらしいので気を付けましょう。
今回はすられませんでしたが。
Addis Ababa≫Αθήνα


Atikilt Tera駅(アティキルト・テラ駅)に到着。
皐月が国立博物館ではなくTomoca Coffee
(トモカコーヒー)に行きたいと言い出したので、
この駅から歩く事にしました。
Addis Ababaに於いてMerkatoの次に治安の悪い地区、
Piazza(ピアッサ)を抜けるつもりだったのですが、
余りの雰囲気に圧倒されて迂回してしまいました。
今日はMerkatoが日曜休みだから
こっちに人が流れてきているのかな?


2日連続のTomoca Coffee。
帰国したら代々木上原店にも行ってみようかな…
文字通りコーヒーブレイクを終えたら、
大通りでタクシーを捕まえて宿に戻り、空港へ。


15:20発ET104便に搭乗。
航空券を買った際は15:10発だったものが、
4日前になって15:30発に変更され、
空港に着いてみたら15:20発になっていたので、
結局何時発なのか良く分かりませんでした。
実際に出発したのは15:26です。
この飛行機の中では青年海外協力隊の人と隣になりました。
Mekeleの小学校で理科を教えているそうです。
青年海外協力隊では少しでも治安が悪化すると
すぐに撤退勧告が為されるそうで、
僕等が行ったBahir Dar(バハルダール)や
Lalibela(ラリベラ)さえ行ってはいけないんだとか。
意外とそういうのに五月蝿いんだな…


16:47、Alula Aba Nega空港(アルラ・アバ・ネガ空港)に到着。
エチオピア北部の町、Mekele(メケレ)です。
ここもまたとっても開放感のある空港ですね。


青年海外協力隊の人のアドバイスに従って
大通りまで出てタクシーを捕まえようと歩いていたら、
明日からのツアーの催行会社が迎えに来ていて
途中で拾ってくれました。
ツアー会社の窓口まで送ってもらい、
ツアーについての説明を受けてから
トゥクトゥクで宿まで送ってもらいます。


Mekeleの街は一地方都市といった感じです。
Bahir Darよりはずっと鄙びています。
Tigray州(ティグライ州)の州都で、
エチオピアの公用語であるアムハラ語ではなく
ティグライ語が使われているそうです。
どちらにしても理解出来ませんが。
自治意識が強いのか、エチオピア国旗よりも
州旗の方が多く掲げられています。


何はともあれ食事。
皐月は昨夜来たばかりで
エチオピア料理をまだ食べていなかったので、
インジェラデビューさせました。
僕とSTは割とインジェラいける派でしたが、
皐月はどうやらインジェラを受け付けないようです。
そこまで不味くはないと思うんだけどな…
この後はすっかり暗くなった通りで
どうにかトゥクトゥクを見付けて宿に戻りました。

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