アフリカ旅行第6日目。
今日はLalibela(ラリベラ)で聖地巡礼します。
7:07、起床。
目覚ましより1時間近く早く起きてしまいました。
のんびり朝食を食べてから出掛けます。
エチオピアはアフリカ諸国で唯一、
植民地化とは無関係なキリスト教国家。
そんなエチオピアに於ける聖地がLalibelaで、
岩窟教会群が世界文化遺産にも登録されています。
見学するには共通入場券を買わねばならないのですが…
そのお値段は何と$50。
エチオピアの物価を鑑みると凄まじい金額です。
数年前は10分の1だったとか。
国を挙げてぼったくってくるんだな…
ガイドを付けた方が良いと頻りに勧めてくるのですが、
これ以上お金を使う訳にはいかないので
僕等は単独行動する事にします。
が、見たところ大半の観光客
(エチオピア人観光客含む)はガイドを付けていました。
公認ガイドを付けるのは解説だけでなく
ウザエチオピア人除けにもなりそうです。
ただ、ガイド代は結構するそうですが。
それはさておき見学します。
岩の台地を掘り込んで造られた修道院は圧巻です。
UNESCOが付けた屋根で台無し感がありますが。
国連に対して文句を垂れていたら、
昨日宿までの乗合タクシーで一緒だった
日本人観光客の女性とばったり再会して、
その人が何と国連でインターン中の明大生でした。
何という偶然。
っていうか、国連のインターンシップって
エチオピアにまで飛ばされるのか…
僕も受けてみようかな?
Bete Medhane Alem(メダネ・アレム修道院)。
Lalibelaで最大の修道院です。
思っていたよりも圧巻です。
Bete Maryam(マリアム修道院)、
Bete Danagel(ダナゲル修道院)、
Bete Meskel(メスケル修道院)。
どれがどれかは良く分かりません。
修道院は中に入る事も出来ます。
但し、エチオピア正教の慣例上靴を脱がねばならず、
床に敷かれている絨毯はノミダニ地獄らしいので
それ相応の覚悟は要りますが…
信仰心を試しているのでしょうか。
祈りを捧げる修道僧の方が居ました。
ここは今も使われている生きた遺産です。
一方で写真撮影に興じるエチオピア人観光客の姿も。
Lalibelaは国内旅行としても定番観光地のようですね。
迷路のように複雑に入り組んだ通路。
探検しているだけでも面白いです。
お次はBete St. Giyorgis(聖ギオルギス教会)。
十字架の形をした岩窟教会です。
Lalibelaを象徴する建物としても良く紹介されます。
ここには屋根は付けられていないんですね。
基準が良く分かりません。
下りてみます。
下から見上げたBete St. Giyorgis。
結構な高さがあります。
どの教会にも必ずこの謎草貯蔵槽があるけど、
この草って一体何に使うんだろう…
Bete St. Giyorgisを見終えたら
暑いので一旦宿に戻って昼休みし、
体力を回復してから散策再開。
北西教会群は午前中に粗方見終えたので、
午後は南東教会群へ行ってみます。
Bete Gabriel-Rufael(ガブリエル=ルファエル教会)。
この教会は最下部ではなく上部に入口があり、
橋を渡って行く事が出来ます。
南東教会群は北西教会群よりも
複雑に通路が入り組んでいるな…
刳り抜かれた岩の通路の中では
自分の現在地が分かりません。
真っ暗な狭い通路を見付けました。
誰も通っていません。
何処かに繋がっているのかな…
冒険心を擽られてSTと共に中へ。
50mほど歩くと出口が見えてきました。
Bete Merkorios(メルコリオス教会)への
短絡路だったようですね。
昼休みの時に足に虫除けを塗りたくってきたので
今度は裸足になって入ってみます。
小学校で使っていたような椅子と、
街角の小さなギャラリーで売られていそうな
イコンが無造作に並べられています。
流石に売っている訳ではなさそうですが…
岩を彫って造られているので
ステンドグラスなどはありませんが、
代わりに十字架形の窓が刳り抜かれています。
質素ですね。
スーパーマリオ64にでも出て来そうな場所に出ました。
僕もマリオくらいの運動神経があれば。
ここでエチオピアンキッズにエンカウントして
STが靴やシャツをせびられていました。
Bete Gabriel-Rufaelに戻ってきました。
エチオピア人観光客で賑わっています。
修学旅行かな?
Bete Gabriel-Rufaelの内部。
内部はそんなに変わり映えしませんね。
今日は客引きに次ぐ客引きと
物乞いに次ぐ物乞いで疲れたな…
アフリカの洗礼を受けた気分です。
再び宿で休んでから夕食に出掛けます。
夕暮れで涼しくなってきたからか
人通りがかなり増えてきました。
道端で懐かしのサッカーゲームに興じる人達も居ます。
ローカル感満載の食堂で食事。
狭いし暗いしで結構ビビっていましたが、
料理は普通に美味しかったです。
おばちゃんも気さくでした。
信頼してくれているのは嬉しいけど、
お客に代金の計算を任せて良いのかな…
さて、料理が出て来るまでに少し時間が掛かったから
すっかり暗くなってしまった…
昼間は鬱陶しいエチオピア人が多いだけで
特に身の危険を感じたりはしませんでしたが、
それでもここはアフリカ。
夜の街歩きは自殺行為です。
夜のLalibelaで強盗に遭ったという話もあるので、
食後すぐの運動で痛む脇腹を押さえながら
競歩の気分でホテルへと向かいます。
街灯が切れていて暗い!
何とか無事ホテルに着いてホッとしていたら、
雷鳴が轟き、凄まじい豪雨になりました。
色んな意味で間一髪だったな…
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