ユーラシア旅行 第4日目

Владивосток(ウラジオストク)を観光します。

9:02、起床。
昨夜夜遊びして寝るのが遅かった所為で
こんなにも朝寝坊してしまいました。
シャワーを浴び、朝ご飯を食べて出掛けます。


朝(昼前)のВладивосток。
活気に満ち溢れていますね。


今日は昨日展望台から見えたЗолотой Мост(黄金橋)と
その奥にあるРусский Мост
(ルースキー橋)を渡ってみたいと思います。
徒歩では無理なので、路線バスを探しに
バスターミナルらしき場所にやって来ました。
屋台のおばちゃんや街行く通行人に
拙いロシア語で訊いてみて、
どうやら15番の路線バスがРусский Мостを渡って
Русский Остров(ルースキー島)に向かう
という事が分かったのですが、
その15番のバスがこの乗り場には見当たりません。
手当たり次第に訊いてみたところ、
何と日本語の出来る人を見付けて
案内して頂けました。
Владивостокだと日本語が英語と同等くらいに通じますね。
…どっちも余り通じないという事ですが。


このОкеанский пр.(オケアンスキー大通り)に
15番バスの停留所があるとの事。
でも、看板で肝心の番号が消えていて読めない!
15К番というバスは来たのですが、
Русский Островには行かない様子。
63番ってバスも来たけど、
これは番号違うし行かないよな…
念の為運転手に訊いてみたら、行くとの事。
えっ、行くの!?
ТЦ Изумруд-2バス停(ТЦイズムルド2バス停)から
63番バスに乗車。


Золотой Мостを渡ります。
立派な橋ですね。


次のРусский Мостが見えます。
2012年のAPEC開催に合わせて
Путин首相(プーチン首相)の鳴り物入りで計画され、
常軌を逸した早さで建設された橋梁です。
恐ロシア。


Русский Мостを渡る。
突貫工事なので少し心配ではありましたが、
流石にバスで走ったくらいで
ヤバさが分かるようなものではありませんでした。
早くも路面がガタガタになっている箇所が
幾つか見受けられましたが。


そんなРусский Мостを渡り、
Русский Островにやって来ました。
ここは嘗て太平洋艦隊の基地になっており
島全体が要塞と化していた為、
長らくロシア人さえ自由には立ち入れない閉鎖区域でした。
ソ連崩壊後は開放され、
ロシア初のAPECも開かれています。


APECの会場跡地にある
Дальневосточный Федеральный Университет
(ДВФУ、極東連邦大学)本校。
函館にもキャンパスがあるロシアの国立大学です。
ロシア的には最果ての大学の筈ですが、
それにしては非常に立派なキャンパスです。
ロシアの十大重要大学の一つだとか。


終点のОкеанариумバス停
(海洋水族館バス停)で下車。
理生の2人(OS、US)が来たがっていたので
水族館にやって来ました。
が、バス停の周りには水族館が見当たりません。
歩いていくのかと思いましたが、
門で止められてしまいました。


どうやらこのシャトルバスに乗るようですね。


Океанариумに着きました。
貝のような形の建物で、
辺りにはカニやクラゲなどの像が並んでいます。
左隣のチケット売り場で入場券を買って中へ。
何年振りの水族館だろう…


噴霧器を潜り抜けます。
テーマパークみたいですね。
さあ、最初にいるお魚は何なのか…


えっ、そこから始めるの!?
何とまさかの太陽系形成からスタートです。
超新星爆発由来の重元素についても
説明している雰囲気があります。
流石は宇宙大国ロシア…


地球が出来てめでたく生命が生まれた次は
カブトガニなど生きた化石の展示です。
中々お魚に辿り着けないな…


そうこうしている内に
両生類になって上陸してしまいました。
あれ?お魚は!?


ハイギョなどの展示はあったものの、
そのまま順調に進化して哺乳類に。
水族館とは何だったのか。
それとも、ロシアの水族館は
日本のそれとは違うのかな?


電子顕微鏡の展示までありました。
水族館というよりは科学館だな…


次のフロアで漸く水族館らしくなりました。
沿海州を流れるРека Амур
(アムール川)の水生生物が展示されています。
ちなみに、写真に写っているおじさんは
日本語ペラペラで色々説明してくれました。
Владивостокは英語より
日本語の方が通じる確率が高い気がする。


沿海州ではありませんが、
バイカル湖に生息するバイカルアザラシもいました。
凄くずんぐりむっくりしているけど、
これは野生でもそうなんだろうか。


北極海についての展示もあります。
ロシアと言えば北極です。


ペンギン
…の看板があるのにアシカが泳いでいる水槽。
ペンギンは捕まらなかったのでしょうか。


日本海についての展示。
韓国人観光客が多いからか
東海の表記も併記されています。
韓国は日本海の呼称に対して色々言っていますが、
実は日本海と名付けたのは日本ではなくロシアです。


熱帯雨林についての展示までありました。
ロシアには最も縁が無さそうだけど…
まあ、日本の水族館にも
熱帯の生物は展示されているか。
非常に見応えのある水族館でした。
ロシアの科学教育の水準の高さを感じる。


水族館の隣にあった
Береговая Батарея ⅩⅢ
(第十三沿岸砲台)。
Русский Островには
ソ連時代の要塞の跡がそこかしこにあります。
公共交通機関はОкеанариумと
ДВФУにしか通じていないので、
要塞の跡を自力で巡るのは大変ですが。


Океанариумバス停から
15番バスに乗車。
市街に戻ります。


戻ってきました。
ロシア式スクランブル交差点。


水族館に時間を掛け過ぎて
昼食を食べそびれてしまったので、
夕食は豪華にいきたいと思います。
Владивосток駅の
引き込み線を横目に通る
ул. Верхнепортовая
(ヴェルニェポルトヴァヤ通り)を
ひたすら南西へと進みます。


着きました!
北朝鮮国営レストラン、
Пхеньян(ピョンヤン)です。
北朝鮮が外貨獲得の為、
中国やロシアで開いている国営料理店。
果たして北朝鮮料理とはどんなお味なのか。


店内の写真撮影はかなりグレーゾーンだそうで
びくびくしながら撮りましたが、
個室だったので全くバレませんでした。
北朝鮮料理は韓国料理とほぼ同じ感じ。
中々美味しかったです。
あと、北朝鮮人の店員さんは美人でした。


60番バスに乗車して宿へ。
今日は早めに寝ました。

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