(無題)

沖縄旅行第7日目。
最終日です。


6:15、起床。
有名な豆腐屋があるそうなので
宿から2kmほど歩いて行ってみます。


ゆし豆腐。
おぼろ豆腐みたいな感じ?
美味しいですが、朝食にしてはかなり量がありました。
コスパは最高なので食べ終わった頃には大行列でしたが。

さて、3日前に石垣島に降り立って以降、
1日としてまともに石垣島を観光していません。
最終日の今日くらいは石垣島の観光に…


…充てたりしませんけどね。
最後まで離島班としての信念を貫きます。
9:30発八重山観光フェリー高速船サザンパラダイスに乗船。
最後に向かう島は…


9:58、黒島港に到着。
石垣島と西表島の間にある三島
(竹富島、小浜島、黒島)の中では
最も観光地化されていない島です。
他の二島はリゾート開発の毒牙にやられて
見るも無惨なウェイウェイ島になってしまっています。


その中にあって黒島は牧歌的な島の雰囲気を残しています。
素晴らしい、これでこそ離島。
滞在時間は短いのですが、
自転車を借りて回ってみます。


黒島展望台。
島のほぼ中央にあります。


展望台からの景色はこんな感じ。
この沖縄県道213号は日本の道100選にも選定された
牧場の中を貫く非常に雰囲気の良い道です。


辺りは一面牧場だらけ。
いやー、長閑だなぁ…


黒島郵便局。
波照間郵便局のようなポストに備え付けの
風景印依頼封筒のようなサービスはありませんでしたが、
風景印自体はあるそうです。
また、黒島の風景を載せた切手もあります。
なお、風景印、切手共に与那国島でもあったようです。
もしかすると、八重山諸島の全離島にあるのかな?
鳩間島は怪しいけど。


東筋集落。
黒島最大の集落です。
各戸の玄関にその家の子供の将来の夢が掲げられています。
牛を飼うとかパン屋になるとかいう夢が殆どで
宇宙飛行士だとかスポーツ選手だとかは見当たりません。


ちなみに、子供達の将来の夢の中に
牛飼いがある事からも分かる通り、
黒島は非常に牛が多いです。
人口の10倍以上居るそうです。
牛に叛乱を起こされたらあっと言う間に負けそうだな…


そんな牧場だらけの小径を抜けると…


伊古桟橋に辿り着きました。
嘗て使われていた桟橋で、全長は354mにも及びます。
満潮時は海の中へ続く道のようになるのですが…
今は完全に干潮ですね。
というか、干潮時にこんなに干上がるって
桟橋として用を成しているのだろうか?


先端に向かって歩いてみます。
鹿児島県の黒島は本当に真っ黒だったけど、
この黒島はサンゴ礁由来で寧ろ真っ白だな…
何故黒島と呼ばれているのだろう?
黒牛が多いから?


伊古桟橋の先端から。
西表島が見えます。
西表島もトレッキングとか船でしか行けない集落とか
色々気になるものはあるけどな…
…おっと、のんびりしていたらもうこんな時間だ!
与那国島と波照間島で時間を贅沢に使い過ぎて
時間感覚が狂ってしまっていました。


11:40発八重山観光フェリー高速船ちゅらさんに乗船。
灯台が見られなかったのは残念だけど…
この黒島もハート形をした島として
数年間ずっと「人気上昇中」と言われているそうですが、
元の人気度が低過ぎたのか、増加率が小さ過ぎるのか、
まだまだ鄙びている良い島でした。


12:10、石垣港に到着。
自転車に乗ってお腹が空いたので昼食にします。
これまで石垣牛を求めてハンバーガーや
牛カルビ丼を食べましたが、
もっと肉らしい肉を食べたい!


という訳で、ランチメニューのステーキを。
石垣牛を銘打ったステーキはランチでも馬鹿高くて
オージービーフらしきやつになったけど気にしない。
牛肉らしい牛肉を食べられればそれで良いのだ。
普通に美味しかったです。


さて、昼食後の午後は最後の最後なので
申し訳程度に石垣島を観光します。
これは道端にあった琉球庭園。
日本庭園と同じく枯山水ですが、
やはり植わっている植物は全く違います。


琉球庭園の目の前にあった桃林寺。
日本最南端の寺だとか。
琉球の宗教に於ける祈りの場は
神社仏閣ではなく御嶽(ウタキ)なので、
寺社は皇民化政策で建てられた神社くらいしかありません。
寺院は割と珍しいです。
ここは賽銭箱が微妙に遠くて一回外してしまいました。
縁起が悪いな…


桃林寺はそんなに時間を潰せるような場所ではなく
時間を持て余してしまったので、
お次は徒歩で郊外の観光地に向かってみます。
灼熱の陽光照り付ける石垣島で
自動車を使わずに郊外へ向かう輩は
僕等以外誰一人として見掛けませんが…


日時と場所以外何も理解出来ない貼り紙。
何語なんだ…


30分ほど坂を登って辿り着いたのは石垣島鍾乳洞です。
日本最南端の観光鍾乳洞だとか。
世界で初めて鍾乳洞のイルミネーションをしたとかで
ウェイウェイ系の臭いが漂っています。
正の走光性を持ったボルボックス族が集まっているかな?


中はこんな感じ。
あれ?意外と普通の鍾乳洞だな。
今のところイルミネーションは見当たりません。


代わりに泡盛が貯蔵されていました。
お金を払えば自分の泡盛も貯蔵してもらえるそうです。


水琴窟。
てっきり、自然と水琴窟の形になったのかと思いきや、
地下水が滴り落ちる場所に壺を置いただけのようです。


噂のイルミネーションがありました。
特に何かの形になっている訳ではないようです。
この程度だとボルボックス族を誘引出来ないか…


鍾乳石トトロ。
大石林山が思い出される。
あそこほど無理はありませんが。


野底マーペー。
野底もマーペーも何なのか一切分からない…


批判的なコメントばかりしていますが、
自然の造形自体は非常に素晴らしいです。
ただ、観光鍾乳洞とは言え
ここまで観光地化してしまうのは如何なものかと…
何にせよ時間は潰せたので市街地に戻ります。


石垣島に来たら是非とも食べておきたかったマンゴー。
離島ターミナルのすぐ傍で食べられました。
やはりマンゴーは良い。


石垣市公設市場。
那覇市にも同様の施設がありましたが、
こちらは余り中国感が無いです。
石垣市は尖閣諸島問題で対中感情が悪いからかな?


では、石垣島も満喫した事なので帰路に就きます。
17:15発東運輸日航八重山・ANAインターコンチネンタル経由
石垣空港行きに乗車。
石垣空港で19:20発ANA3750便に搭乗。
さらば、八重山よ…!

20:07、那覇国際空港に到着。
乗り継ぐ便は深夜便の為、
ここから7時間近くも待たなくてはなりません。
空港の飲食店は20時半でほぼ全て閉まっているし、
夕食をどうするか…
コンビニは開いているけど…


この旅行最後の晩餐がコンビニというのも寂しいので、
結局那覇市街に出る事にしました。
ゆいモノレールで県庁前駅へ。


とある名物食堂のちゃんぽん。
キャベツ、玉ねぎ、からし菜、コンビーフの炒め物を
卵で綴じたものがご飯に乗っています。
下宿での昼食の献立に使えそうですね。

夕食を終えたら那覇国際空港に戻り、
椅子で仮眠を取ったりして出発の時を待ちます。
あと4時間か…

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