今日は八月演奏会に出演する為東京へ。
旅行者でごった返す新幹線で向かいます。
東京に来て何か感じるこの違和感。
何だ…
…あ、そうか!
東京はセミが全然鳴いていないんだ!
半田はもう耳栓したくなるほどセミが五月蝿いのですが、
東京では殆ど聞こえません。
下宿の周りは割と鳴いていますが。
それはそうと演奏会へ。
今日のピアノは普段とは違います。
ベーゼンドルファーModel290インペリアル。
普通のピアノの最低音はラで
鍵盤は全部で88鍵なのですが、
このピアノは何とその下のドまであり、
鍵盤は全部で97鍵あるという超レアなピアノです。
増えている余分の鍵盤は普段からある鍵盤と区別する為に
白鍵も黒々と塗られています。
こんな低音域を弾かない普通の曲だったら
ちょっと音の響きが違うなー
くらいで済むのでしょうが…
よりによって何故この曲の時に…!
今回弾いたジェフスキー作曲不屈の民変奏曲は
普通のピアノでの最低音であるラを何度も弾くような
普通のピアノの88鍵を余すところ無く活用する曲で、
否応無くこの追加部分が視界に入ってくるのです。
普段なら何も考えずに最低音を打鍵すれば済むところが
左に目をやると何か居る…!
高音域はまだ良かったのですが、
低音域がもうボロボロでした。
いや、これはピアノの所為にしているだけで
実のところは単なる技術不足だったのか…?
いずれにせよ悔しい…!
これは何処かでリトライしたい!
僕はまだ屈しない!
¡Jamás seré vencido!
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