(無題)

今日は東京大学柏キャンパスにある宇宙線研究所の
進学ガイダンスの日です。
何気に柏キャンパスへ行くのは初めて。
どうやって行こうかな…
北千住は本郷キャンパス(根津駅)にも
駒場キャンパス(代々木公園駅)にも
柏キャンパス(柏の葉キャンパス駅)にも
全て1本で行けるという素晴らしい立地なので
悩む事なんか何も無いだろうと言われそうですが、
つくばエクスプレスは篦棒に高いのです。
JR常磐線の柏駅からだと相当遠いしな…
自転車が無いとキツいくらいの距離…
…なら最初から自転車で行ってしまうか?


天気もとても良かったので
ロードバイクで柏キャンパスへ向かう事に。
渋滞している自動車を横目に
常磐自動車道の下の道を走ります。


1時間40分程で柏キャンパスに到着。
想像以上に良い立地だった。
周りにはちゃんと畑や田んぼがあるし、
家も余り密集していないし。


こちらが宇宙線研究所の建物。
人気が無い…
あれ、進学ガイダンスの日って今日で合ってるよな…
この人の少なさも柏キャンパスならではなのでしょうか。

進学ガイダンス自体には70人くらい来ていたようです。
去年の3倍近いとか。
やはり今年は宇宙系が人気なのでしょうか。
午前は各研究室の紹介。
本郷の進学ガイダンスと同じく教授が講演するのですが、
研究室単位では無く実験プロジェクト単位です。
昼は教授も交えて昼食。
理論研究室の教授の居る卓でお話しました。
同じ卓に、知識を社会に還元するべく
官僚になりたいという人が居て吃驚。
な、何故物理学専攻を志望するんですかね…?
午後も少し講演があった後、研究室見学へ。
真っ先に理論の川崎研と伊部研に向かいました。
川崎研は宇宙論、伊部研は素粒子論なのですが、
どちらも初期宇宙論を扱っており、
内容的には本郷の研究室とそこまで違いは無いそうです。
ただ、敢えて言うなら
重力← 横山研 川崎研 諸井研 伊部研 濱口研 →素粒子
という感じなんだとか。
川崎研も普通にありだな…
柏キャンパスの立地にも惹かれる。
後はテレスコープアレイや重力波観測など
実験系の研究室も見てみました。
自分の好きな研究をするというよりは
大きなプロジェクトの一員となるって感じだな…
やっぱり、実験よりは理論かな。


中々実りある進学ガイダンスでした。
ただ、この旧ソ連みたいな
無機質な外観はどうにかならないものなのか。
あと、グランドピアノが無いのは痛いな…


でも、柏周辺のこの雰囲気は好きなんだよなぁ…
ここは流山市だけど。
さて、ここから帰る訳ですが、
自転車で北千住まで帰るのも
柏駅から輪行して帰るのも芸が無い。
折角ここまで出て来たのだから…


という訳で、流鉄に乗って帰る事にしました。
JR常磐線の馬橋駅から流山駅までの
たった5.7kmを結ぶミニ私鉄。
流山の商工人が立ち上げたローカル私鉄で、
今年で丁度100周年の長い歴史があります。
しかも、近郊型の私鉄としては極めて珍しい事に
鉄道以外の事業を殆ど行っていません。
(大抵の私鉄は収入の大半が不動産業等鉄道以外。)
また、ICカードに対応する予定も無いなど
独自の世界観があります。
駅舎も時の流れが止まっているかのよう。
ただ、すぐ近くに近未来的なつくばエクスプレスが通ってしまい、
流鉄の鉄道事業は左前だそうです。


昭和を感じさせる古めかしい流山駅ですが、
こんなものが置いてあったりします。
流山市が舞台のアニメだとか。


18:44発流鉄流山線普通馬橋行きに乗車。


民家の間を縫うようにして走ります。
というよりは、鉄道が先に敷かれて
宅地が線路ギリギリまで迫ってきたのでしょうね。
そして、結構揺れます。
色々不思議な魅力のある鉄道だ…
車窓は別に綺麗ではありませんが。
馬橋駅からはJR常磐線に乗り換えて帰りました。

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