環近畿旅行第1日目の日記を書き上げました。
こちらからどうぞ。
ここ数日季節外れの暖かさで
半田を始めとした各地の桜が一気に咲きました。
平年なら新学期開始後に満開になるあの桜も
今年は今日満開になっているとか。
これは行くしかない!
という事で、祖父母に愛犬3匹も引き連れて
岐阜の淡墨桜を見に行きました。
9時ちょっと過ぎに出発。
愛犬が居るので自家用車です。
半田中央ICから知多半島道路に乗り、
そのまま名古屋高速に入り、
一宮JCTで名神高速道路に入って
岐阜羽島ICで下道へ。
県道219号、県道23号、国道157号と北進して樽見へ。
穂積のJR東海道本線をアンダークロスした時に
丁度上を走っていたあの列車は…
ドクター東海!
今は一斉点検期間なのかな?
3時間程掛かって淡墨公園に到着。
曇天なので人は少ないかと思いましたが、
それでもかなりの人の入りです。
屋台も軒を連ねています。
これが淡墨桜。
樹齢は1,500年以上だとか。
凄い大きさです。
つっかえ棒だらけですが。
実は大正時代に大雪で幹が割れて樹勢が衰え、
昭和20年代以降治療が行われているからです。
一度は余命3年と宣告された事もあったとか。
淡墨桜というけど、
曇りだから淡墨色なのかは良く分からないな…
愛犬は完全に花より団子でした。
丁度花見を終えたところで雨が降り出したので、
車の中に避難してご飯を食べ、
次の場所へと向かいます。
根尾谷地震断層観察館。
濃尾地震の際に現れた
6mもの上下変位がある根尾谷断層を
保存、展示している博物館です。
本巣市に来たからには見ておかなければ。
入ってすぐは地震についての解説があります。
地震体験コーナーもあるそうなのですが、
別料金なので止めました。
これまで日本で起きた大地震の名前が
床に列挙されていました。
余りに数が増え過ぎて
岩手内陸地震と東日本大震災は部屋の外になっています。
今後も増えていくのだろうか…
そしてこちらが主役の根尾谷断層。
真っ黒い泥岩に注目してもらうと分かり易いですが、
本当に6mもずれています。
一瞬にしてこれだけずれたのか…
地球の動きというのは緩慢なようで
想像以上にダイナミックなんですね。
博物館の外にある盛土のようなものも
実は根尾谷断層でした。
車で通った時にはまさかこれだとは思いませんでした。
博物館の近くにある展望台から。
刃で切られた切り傷みたいだな…
濃尾地震直後の写真と比較。
道路が完全に剪断されていたんですね。
でも、相変わらずここに道路を通しているんだな…
今は樽見鉄道も通っています。
水鳥駅が歩いてすぐの位置にあるので
根尾谷断層を見に来る際は是非使って下さい。
祖父母の希望で次にやって来たのは谷汲山華厳寺。
こちらも桜並木が見頃を迎えていて
谷汲さくらまつりが開かれています。
土産物屋と桜が並ぶ参道を抜けると
華厳寺が姿を現しました。
結構長い参道なので参道だけで満足して帰る人も居そうです。
実際、祖父母は前回来た際はここまで来なかったとか。
参拝します。
犬が入って良いのかは良く分かりませんが…
愛犬達は手水舎までにしておきました。
帰りに甘茶があったので飲んでみました。
砂糖を入れなくてもこんなに甘いものなんだ…
初めて飲みました。
灌仏会(4月8日)の時に振る舞われるそうですね。
今日は4月3日ですが。
淡墨桜も見て、根尾谷断層も見て、
谷汲山で甘茶も飲んで満足…
…いや、待てよ。
谷汲という地名はまだ違うところでも聞いたような…
そうだ、これだ!
華厳寺から徒歩すぐのところにあった谷汲昆虫館。
昆虫を見に来たのでは無く、この建物実は…
旧・名鉄谷汲線谷汲駅の駅舎なのです!
平成13年に廃止された名鉄谷汲線。
その終着駅である谷汲駅の駅舎をそのまま使った昆虫館。
昆虫マニアより鉄の方が多く訪れていそう。
当時の運賃表もそのまま残されています。
新岐阜駅まで30kmも無いのに710円もしたのか…
岐阜市内線は別計算だったのでしょうか。
改札を通ってホームへ。
看板まで残っています。
西中金駅とはエラい違いですね。
モ750形が静態保存されていました。
良く整備されていて塗装も綺麗です。
反対側の番線にはモ510形も。
駅名標も残っています。
モ750形の中には入る事も出来ます。
こんな列車が21世紀にも走っていたのか…
乗りたかったな…
しかし、小学1年生の頃には
ローカル線には興味が無かったので乗れませんでした。
こうしていると今にも発車しそうなんだけどな…
自動車交通を優先して
岐阜市内線を廃線に追い込んだ岐阜市議会は無能。
谷汲線廃止時のお別れ看板も残っていました。
哀しいなあ…
樽見鉄道みたいに第三セクター化するという
道は無かったのでしょうか。
揖斐川町は現在、樽見鉄道と養老鉄道を守ろうとしている様子。
嘗ては名鉄や近鉄、それに国鉄も通っていた揖斐川町。
国鉄樽見線が第三セクター化され、
名鉄谷汲線が廃止され、
近鉄養老線が第三セクター化され、
揖斐川町はこれからどうなっていくのでしょうか…
…とは言いつつも、東海地方の人間は
移動と言ったら自家用車ばかりだから
そこまで影響は無いのかも知れませんが。
この後は往路と同じ経路で帰宅。
楽しい花見でした。
運転し詰めで疲れたけど…
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