城北線キハ11系200番台引退列車

今日は車に乗って西春へ。
とその前に…


やって来たのは枇杷島駅。
そう、分かる人なら分かるこの目的。
今日は東海交通事業城北線の
キハ11系200番台引退日。
試しに引退列車の抽選に応募してみたら
これが普通に当たったので、
城北線の乗り潰しも兼ねてやって来ました。


一見JR東海っぽいですが、
良く見ると左上のマークが
TKJ(東海交通事業)になっています。
すぐ裏に東海道新幹線が通っていて
スキール音が結構五月蝿い。


こちらが引退記念列車の切符。
当選通知ハガキ、運賃と引き換えに貰いました。
普通運賃より60円高い500円でしたが、
硬券式記念切符とペーパークラフトが付いています。


お、入線してきた!
…ってこの列車では無いの?
この列車はキハ11系「300番台」で、
引退するのはキハ11系「200番台」だそうです。
前から見ると全然分からないな…
僕は乗り鉄なので車両にはそんなに詳しくないです。


城北線のホームは貨物列車も頻繁に通過します。
というか、城北線の列車より確実に多い。
元々、城北線は東海道本線と中央本線を結ぶ
貨物列車の為に作られた路線です。
現在は貨物輸送の鉄道シェアが減った事もあって
城北線を通る貨物列車は存在しないのですが。


入線してきました。
これが真の引退記念列車、
キハ11-202ありがとう列車1号です。
10:22発ありがとう列車1号勝川行きに乗車。
抽選なのに定員60人の車両で100人分の切符を売っている為、
早めに乗らないと立ち席になります。
割と立ちたがる人が多かったので普通に座れましたが。


定刻通り発車。
別に路線が廃止される訳でも無いし、
普通に当選したので
そんなに人気でも無いのかと思っていましたが、
結構写真撮影している人が居ます。
北斗星立山砂防軌道も普通に当選したし、
鉄道関連では案外運が良いのかな?
371系引退とかに比べたら遥かに人は少ないですが。


枇杷島駅を出ると
城北線はすぐ高架になって東海道本線を跨ぎます。
城北線はこの先ずっと高架です。
住宅犇めく名古屋北端で複線高架という高規格なのに
非電化で毎時1本という摩訶不思議な路線、城北線。
これは城北線を建設したのが日本鉄道建設公団なので
設備投資をしてしまうと
借損料が跳ね上がってしまうという、
大人の事情によるものです。
武豊線が電化した今、城北線は愛知県内に残された
唯一の非電化旅客路線となっています。


尾張星の宮駅を通過。
普通列車しかない城北線に於いて
駅を通過するというのは極めて稀です。


名古屋高速6号清州線を潜ります。


上下線が分離。
元々は枇杷島駅だけで無く
ここから稲沢駅へも分岐して、
多治見←→名古屋だけで無く多治見←→岐阜も
ノンストップで直通出来るようにする計画で、
その際はここで稲沢方面の線路が
この下をアンダークロスする予定でした。


名鉄犬山線を跨ぎます。
名鉄犬山線の乗客で
上を跨いでいるこの高架が
鉄道だと気付いている乗客はどれほど居るのでしょうか。
…僕は高校生になるまで気付いていませんでした。


小田井駅を通過。
ここからは4年前の元旦に乗車しています。


比良駅。
ここは他の駅にもまして撮影者が多いです。


と思ったら、上下列車行き違いの為停車しました。
行き違いって、城北線は複線なのに…


僕が座っている席は進行方向右側(南側)なので
上の写真には写っていませんが、
城北線はその大部分で名二環と並走しています。
この区間の名二環は愛知県下で
トップクラスの交通量を誇るのですが、城北線の方は…


上り列車をやり過ごして
11:40に出発。


楠JCTを正面突破。
高速道路のジャンクションを
高架で突っ込んで抜ける路線というのは
全国広しと雖もここくらいしか無いのでは。
凄い事になっています。


名鉄小牧線を跨ぎます。
城北線、小牧線共に味美駅という駅がありますが、
微妙に離れていて乗換駅とはなっていません。


JR中央本線が近付いてきたところで終了。
何故もう少し頑張って中央本線にくっつけなかったのか。


10:46、勝川駅に到着。


ヘッドマークの付け替えが行われていました。
この列車は折り返しありがとう列車2号となります。
キハ11系200番台はこのありがとう列車2号を以て正式に引退。
なので、こちらの方が人気がありそうと考え、
僕は穴場狙いで1号の抽選に応募していました。


JR勝川駅方面へは連絡通路が伸びています。
この連絡通路もJR勝川駅に達する手前で
力尽きていますが。
うーん、色々と不遇な路線だ。
中々面白い路線でした。

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