(無題)

南米旅行第14日目。
この旅行の終着地。
最果ての代名詞、灯台を目指します。

8:00、起床。
寝た時刻は一昨日より遅かったのに
昨日より1時間早く起きてしまいました。
のんびり朝食を済ませてから街へ。


謎のモニュメント。
今朝はシェパード君に会いませんでした。
でも、鳴き声は聞こえてきたので
家には帰れたようです。


またデモ行進していました。
いつまで続けるつもりなのだろう…
早くインフォメーションセンターを開けて欲しい。

今日もまずは港の旅行会社エリアへ。
Ushuaiaのシンボルとも言える
Canal Beagle(ビーグル水道)にある
Faro Les Eclaireurs(エクレルール灯台)を見るべく、
Beagle Channelクルーズツアーを探します。
何処の会社も大抵15:00か15:30出発のツアーがあり、
AR$750で大型船クルーズするというツアー、
AR$850で中型船クルーズ+Islas Bridges
(ブリッジス島)トレッキング
かつ船内でホットチョコレートやお菓子が出されるツアー、
AR$900で10人乗り小型船クルーズ+
Isla H(アッチェ島)トレッキングというツアー等、
一口にCanal Beagleクルーズと言っても
それぞれに特色があります。
悩みましたが、トレッキングは昨日
Isla Martillo(マルティージョ島)に上陸している事、
4人なら2割引きするという話があった事から
AR$750(→AR$600)のツアーに決めました。


ツアーを決めたので街中でお土産を物色。
思い切りデモ行進に巻き込まれました。
せめて観光客の少ない冬にやってくれよ…


Museo Marítimo(船舶博物館)。
Lonely Planetでは最もオススメされている博物館です。
ツアー出発まで暇なので見学してみます。


テレビ局の取材が来ていました。
地元のローカル局かな?


入ってすぐはTierra del Fuegoの
先住民についての展示。
まるで石器時代のような見た目ですが、
つい100年程前までこんな生活をしていたのです。


お次は監獄。
Ushuaiaは元々流刑地として栄えた(?)街です。
1920年に監獄が建設され、凶悪犯や政治犯など
多い時で600人以上の囚人が居たとか。
囚人によってインフラが整備され、
社会復帰の為に手に職を付けた囚人が
出所後様々な職に就く事で、
Ushuaiaは最果てらしからぬ
賑わいを見せる街になったのです。
ソ連のシベリアみたいなものでしょうか。


南極探検隊についての展示もあります。
Ushuaiaは南極探検の拠点としても栄えました。


Beagle号(ビーグル号)船長室の模型に
飾られていた地図に
Falkland Is.(フォークランド諸島)と書かれているけど、
アルゼンチン的にこれは良いのかな…


博物館を見終えたら港で暫し休憩。
今日は本当に良い天気です。


15時前になったら桟橋へ。
同じくCanal Beagleクルーズに参加すると思われる人達が
受付の前で長蛇の列を成しています。
どうやら15:00にならないと開かないようです。
なお、桟橋に入る際には
AR$20の使用料を払う必要があるので注意。


ロシアの船が停泊していました。
АКАДЕМИК(アカデミーク)と書かれているので
学術調査船のようです。
南極調査にでも行くのかな?


ツアーの船はその向かい。
この双胴船に乗り込みます。


出港。
日差しは強いですが、
風が兎に角強いので結構寒いです。


まずやって来たのはウミウの島。
文字通り足の踏み場も無いほどウミウが居ます。
海鮮系の臭いが漂ってくるな…
日本人としては美味しい匂いだけど、
アルゼンチン人にとってはどうなんだろう。


Ushuaiaの空港に向かって着陸態勢に入る飛行機。
こんな強風の中着陸出来るんだな…


次にやって来たのはオタリアの島。
オットセイみたいですが別の生き物。
英語ではsea lionと呼ばれており、
気性が荒いので近付くのは危険だそうです。


さあ、次がいよいよ灯台です。
灯台まではそこそこの距離があるので
その間にも幾つかウミウや
オタリアが屯する島に寄ります。


見えてきました!


Faro Les Eclaireursです!
岩礁に建てられた紅白模様の灯台。
やはり最果てと言ったら灯台です。


この旅行ももう終わりか…
長いようで短かったな…


Ushuaiaに戻ります。
帰りは疲れて皆で寝ていました。


戻って来ました。
お土産を物色した後、夕食に向かいます。
ここまで三晩自炊してきたので
Ushuaia最後の夜くらいは外食しましょう。


Raviolis de Mar(海のラビオリ)など
海鮮料理を中心に頼んでみました。
久し振りの魚介は美味しい!
肉も良いけどやっぱり海の幸ですね。


宿に戻る道すがら見付けた建物。
Universidad Nacional de Tierra del Fuego…
ティエラ・デル・フエゴ国立大学!?
この幼稚園みたいな建物が!?


フエゴ大全景。
世界最南端の大学では無かろうか。
どんな授業をしているのだろう…
この後は宿に戻って熟睡しました。
いよいよ明日発つのか…

コメント