南米旅行第1日目。
ブラジルへと向かいます。
(以降、アブダビ時間 UTC +4.0h)
EY889便は北京首都国際空港を経由し、
6:12にAbu Dhabi国際空港(アブダビ国際空港)に到着。
懐かしのAbu Dhabiです。
1年半振りか…
エティハド航空に乗るのも3回目だからか
エティハド航空のマイレージメンバーにならないかと
客室乗務員さんに勧誘されました。
既にANAのマイレージクラブに入っているので
エティハドのマイレージメンバーにはなりませんでしたが。
空港内で東京からやって来た
FM(元・旭丘高)と合流。
これで今回の旅行のメンバーが揃いました。
バルカン旅行とマレー半島旅行の和集合-YRですね。
9:00発EY191便に乗り換え。
こいつのフライト時間がとにかく長い!
時刻表上で経由地無しの15時間40分。
ジェット機の限界に近いのでは無かろうか。
勿論、これまで乗った中で最長です。
(次点はさっきまで乗っていたEY889便の14時間10分。)
航空券を購入した時期がずれていた為、
僕とSTは隣が赤の他人。
僕の隣はオーストラリア在住のブラジル人、
STの隣は日本在住の日系ブラジル人でした。
16時間弱を共に過ごします。
ペルシャ湾。
集積回路を彷彿とさせる街並み。
こんな砂漠のど真ん中でどう暮らしているのだろう…
というか、何故ここに住もうと思ったのだろう…
後はひたすら砂漠、砂漠、砂漠。
変わり映えしなくて暇だな…
と思っていたら、隣のブラジル人の方が
英語で話し掛けてきたので
暇潰しも兼ねてブラジルについて色々訊きました。
オススメの料理はfeijoada(フェイジョアーダ)、
オススメのデザートはpudim de leite(プディム・ディ・レイテ)、
オススメの飲み物はGuarana(ガラナ)だとか。
あと、オススメの観光地とか、
空港からの移動法とか、
治安が悪い地区とかについても訊きました。
流れでメールアドレスを交換したり。
流石はラテン?
日本時間的な昼寝、アブダビ時間的な二度寝、
ブラジル時間的な就寝から目覚めると
アフリカ大陸の上を飛んでいました。
と言っても、ここもひたすら砂漠、
それもあのサハラ砂漠で変わり映えしませんが。
ちなみに、スーダン上空です。
地図に拠ればこの辺りは緑がある筈ですが…
うーん、砂埃なのか雲なのか
地表がどうなっているのか良く分からない…
ちなみに、ナイジェリア上空です。
そうこうしていたら大西洋に出ました。
大西洋の上を飛ぶのも人生初です。
というか、普通の日本人旅行者が
大西洋を渡る事はまずありません。
南米は太平洋を渡って北米経由の方が近いし、
アフリカはユーラシア経由が近いので。
運賃が安かったので今回は大西洋を渡っています。
世界三大洋の一つだけあって広い!
飛行時間の半分くらいは大西洋の上です。
漸く陸地が見えてきました。
日本の裏側、南米大陸です。
(以降、ブラジリア時間 UTC-3.0h)
16:47、日本を発ってから31時間半にして
Guarulhos国際空港(グアルーリョス国際空港)に到着。
São Paulo(サンパウロ)の玄関口です。
遠かった…
流石は地球の裏側。
さて、まずは最初の難関。
受託手荷物がちゃんと届いているかどうか。
Guarulhos空港をネットで調べると
預けた荷物から金目の物が盗られるという話が
一つや二つどころでは無く出て来ます。
ザックの中の現金が盗られていたら
今後の行程に重大な影響を及ぼす事になるけど、
果たして…
…盗られていませんでした。
良かった…
では、次の関門。
空港からホテルまで移動しなければなりません。
Guarulhos国際空港は東京で言うところの
成田国際空港のような空港で、
市街地からかなり離れているので
鉄道や地下鉄は通じておらず、
バスかタクシーを使わねばなりません。
バスはどのバス停で降りるかが良く分からないし、
タクシーはポルトガル語が分からないし…
(皆スペイン語しか勉強して来なかった。)
と空港でうろうろしていたら、
「日本の人ですか?」
えっ、日本語!?
おじさんが日本語で話し掛けてきました。
何でも、滋賀県で働いているそうで、
中部国際空港で既に僕等を見掛けていたとか。
正直、São Pauloの前評判もあるので
相当身構えましたが、
案内所の人にタクシー乗り場を訊いてくれ、
ポルトガル語の出来ない僕等の代わりに
タクシーの運転手に話を付けてくれました。
普通に凄く良い人だった。
São Paulo市街へと向かいます。
何とも治安の悪そうな通り。
徒歩では絶対に近寄りたくありません。
夕暮れ時にホテルに到着。
エレベータに手動扉を追加で取り付けていくスタイル。
予想はしていましたが、
フロントのお兄さんさえ全然英語が通じません。
cidadeすら英語(city)に訳せませんでした。
これはサハリンレベルだな…
ホテルに荷物を置いたら
ミネラルウォーターを買うべくスーパーへ。
何だか異常に物が少ない。
旧ソ連のスーパーを彷彿とさせる品不足です。
結局、通りにある商店で買いました。
そのまま夕食。
ホテルの隣にあったカラオケバーに入り、
ウエイターの人に勧められるがままに
X-Tudoという食べ物とLaranjaという飲み物を注文。
X-Tudoは超具沢山なサンドイッチ、
Laranjaは生搾りオレンジジュースでした。
合わせてR$17(約500円)とお得。
ウエイターのお兄さんはとても陽気で良い人でした。
英語は一切通じなかったけど。
そんな感じで人生初の南米1日目が終了。
物理的に長い1日だった(35時間)
さて、最大の関門は明日なんだよな…
脚注
※「東京で言うところの成田国際空港」
ちなみに、東京で言うところの羽田国際空港は
Congonhas空港(コンゴーニャス空港)。
南半球で最も忙しく、最も危険な空港と言われる。
コメント
やあ、このブログに影響されて初めて海外(台湾)行って今日帰ってきたよ
桃園空港もそうだけど鉄道がつながってない空港不便だねえ
台鉄桃園の駅前で偶然バス見つけたから帰ってこれたけど
桃園捷運はいつ開通するんだ…
桃園国際空港懐かしいな…
ちなみに、グアルーリョスもオリンピックに合わせて2014年までに地下鉄が延伸する予定だったらしい。
でも、世界的に見て(日本でも)鉄道が通じている空港なんてかなり少数派だぞ。
カンボジアのシェムリアップみたいに、下手するとバスさえ通じてない空港もあるし。