御存知の通り、僕は東京都心が大の嫌いです。
しかし、運命の悪戯で東京に暮らしているならば
一度くらい東京ならではの催事に参加しなければ損でしょう。
という訳で、午前中に勉強を済ませ、
東京メトロ日比谷線に乗って銀座駅へ。
ハロウィンじゃないですよ。
銀座四丁目バス停から都営バス都05系統に乗車。
やって来たのは東京国際展示場。
そう、東京モーターショー2015の真っ最中です。
先週は貨物フェスティバルに行きましたが、
今回はその鉄道の永遠の宿敵とも言える
自動車の大見本市に来てみました。
僕、実は自動車も結構好きです。
男の本能だからね、仕方無いね。
何故こんな遅い夕方に来たのかと言うと、
入場が日曜以外の16時以降であれば
今回から新たに導入されたアフター4入場券という
普通の入場券の半額以下の入場券を利用出来るからです。
基本的に入場無料の鉄道関連イベントとは違い、
自動車関連イベントは概して入場料が高いので
これまで敬遠してきたのですが、
今回はこの入場券もあって思い切って来てみました。
30分程並んで入場券を購入し、いざ入場します。
取り敢えず、地図無しで適当に歩いてみたら
まず辿り着いたのがトヨタのブースでした。
流石はトヨタ、良い場所を占めているな…
で、その中でも最初に目に飛び込んできたのがこれ。
暗闇で蛍光を放ちそうな色のプリウス。
ハロウィンで気合いを入れて
アイラインを入れ過ぎたみたいに見えなくもない。
流石に、日本でこの色は厳しいのでは…
同じ色合いのトヨタS-FR。
ネットでは「怒ったピカチュウ」と評されていました。
想像以上に怒ったピカチュウでワロタ。
愛知県出身なのにトヨタを馬鹿にしていると
非県民だと言われそうなので
良い感じだった車も載せておきます。
これはG’sマークX。
ヘッドライトの形はちょっとあれですが。
TOYOTA G SPORTSという、
メーカー製のチューニングカー的なスポーツカーだそうです。
このシリーズにはプリウスやアクアもあるとか。
プリウスのスポーツカー…?
こちらはランドクルーザー。
この無骨さが堪りません。
ぬるっとした形状の最近の車に囲まれていると
尚の事その力強さが際立ちます。
ここにこれを持ってくるとは流石分かっていらっしゃる。
正直、今回トヨタが出展している中で断トツに格好良い。
残念ながら豪州仕様車で日本では売っていないようですが。
この車でコリマ街道とか走り抜けてみたいな…
こんな車も置いていました。
トヨタキカイ。
これは流石にコンセプトカーで販売目的では無いですが。
形状が何処と無くランドクルーザーに似ているような…?
最早乗り物でさえないKIROBO。
トヨタが完全にネタ要員になってて草生える。
これが世界1位の余裕なのか…?
何だかんだで今後も頑張って欲しいです。
隣では日立製作所がF1マシンを飾っていました。
へー、日立ってF1やってるんだ。
日立は所謂自動車メーカーではありませんが、
この東京モーターショーは自動車の総合見本市なので
車体やエンジン等を担当しているメーカーも出展しています。
タイヤのブリヂストンも居ます。
ソーラーカー用の細いタイヤや
ECOPIA with ologicも置いていました。
ここまでなら一般の人にも大いに関係がありますが…
トルクレンチまで出展されていました。
ちなみに、東日製作所です。
お客が少なくて寂しそう。
気を取り直して自動車に戻ります。
スバルBRZ GT300。
やっぱりスバルはBRZとインプレッサですね!
レクサスRX450h。
あれ?レクサスってこんなにゴツかったっけ?
レクサスLS600h。
僕のイメージするレクサスは正にこれです。
トヨタ系列だとレクサスが一番格好良いなー。
フラグシップモデルだけあって1,000万円は下らないのですが。
レクサスは一応トヨタの一ブランドなのですが
殆ど別会社みたいな扱いになっており、
コンパニオンも外国人ばかりです。
割と衝撃的だったレクサスRC F GT3。
リアウイングまで付けられていて走り屋の車みたいになっています。
レクサスってそういう方向性の車もあるのか…
レクサスLFAも来ていないかと期待したのですが、
生産終了しているので流石に居ませんでした。
本物の海外企業も来ています。
BMW X1 xDrive20i。
ドイツ車特有のゴツさ。
自転車とボート載せててワロタ。
自転車って屋根の上に立てて置いていて
アウトバーンとか全速力で走ったら
風圧で吹き飛ばされないんですかね?
JAGUAR F-TYPE R COUPÉ AWD。
こういう形状の外車好き。
残念ながらシボレーコルベットは来ていませんでした。
GMに限らず、アメリカ企業は一切参加していません。
(ジャガーはイギリス企業。)
ビビッているのかな?
こちらもイギリス企業のRadical RXC turbo。
驚くべき事に、右側の青色のタイプは
公道を走行可能な市販車なのだそうです。
お値段は税別2,600万円ポッキリ!
でも、これを買ったとして何処で走るんですかね…
豊田合成Flesby。
全面にエアバッグが付けられたコンセプトカーです。
これ同士がぶつかったら完全弾性衝突しそう。
次にやって来たのは本田技研工業のブース。
実家の車がホンダです。
まず目に飛び込んできたのが軽飛行機HondaJet。
ホンダってジェット機まで作っていたのか…
航空機開発は創業者本田宗一郎の夢だったそうです。
残念ながら、実物は置かれていません。
ホンダのコンセプトカー、WANDER STAND CONCEPT。
コンセプトカーってこういうものなのか…
ホンダNSX。
平成17年に生産を終了したNSXですが、
来年から生産を再開するのだそうです。
おー、NSXも随分変わったんだなー。
僕はNSXと言うと目を瞑っているような
I型とII型のNSXのイメージしかありません。
実際に見ると凄く格好良いのですが、
ノーズが結構尖っているので写真だと変な感じ…
NSXに続いてS2000も生産再開して欲しい!
ホンダS660。
本体価格198万円、燃費20km/h超え、排気量660cc、
何と軽自動車のスポーツカーです。
思っていたよりかなり格好良い。
ただ、今は黒い車名標が取り付けられているところに
黄色いナンバープレートが付けられると思うとちょっとシュール。
ましてこの黒い車体だと超目立ちそう。
お次は誰もが知る高級車、メルセデス・ベンツ。
これはコンセプトカーです。
マイクロUSBみたいな顔してますね。
Mercedes-AMG GT3。
メルセデスAMGはメルセデス・ベンツのレース部門です。
レースカーにしては頑丈そうな見た目ですね。
なお、海外ではメルセデス・ベンツの略称は「ベンツ」では無く
「メルセデス」なのだそうです。
ベンツの隣では三菱ふそうと日野がトラックを並べていました。
三菱ふそうSUPER GREAT V。
長蛇の列が出来ています。
トラックって人気なのかな…
これで東展示棟は一通り見終わったので
西展示棟にも行ってみます。
早いところ行かないと終わってしまう!
排ガス規制不正問題に揺れるフォルクスワーゲン。
特に自主規制しているでも無く至って普通でした。
流石にディーゼル車は置いてなさそうでしたが。
Porsche The new 911 Carrera 4S。
誰もが知るスポーツカー、ポルシェ911です。
この飾り気の無さが格好良い!
ポルシェという音の響きから
フランス企業(Porché?)かと勘違いしていましたが、
普通にドイツ企業(Porsche)なんですね。
ドイツ語選択者として恥ずかしい…
フランス企業はプジョーと
シトロエンとルノーが来ていましたが、
ピンとくる車が無かったので写真は撮っていません。
お次はマツダ。
RX-VISION。
RX-8の後継機でロータリーエンジン復活か!?
では無く、コンセプトカーでした。
初のスタイリッシュ系コンセプトカー。
これは発売に漕ぎ着けて欲しいなぁ!
マツダコスモスポーツ。
昭和42年に発売された
史上初の市販ロータリーエンジン車です。
再販するの!?
では無く、「マツダの原点」として展示していただけでした。
でも、このデザインは今売り出しても普通に通用すると思う。
最後はいよいよ日産です!
個人的に、今回一番楽しみにしていたブース。
ドラゴンズよりホークスが好きな愛知県民が居るように
トヨタより日産が好きな愛知県民だって居ます。
やはり人気があって大混雑です。
日産のコンセプトカー、
NISSAN CONEPT 2020 vision gran turismo。
その名の通り、プレイステーション用レースゲーム
「グランツーリスモ」とのコラボだそうです。
園児の頃に滅茶苦茶プレイしたな…
怪しい光沢を放っています。
コンセプトカーって1台幾らくらい掛かっているのだろう…
売る訳でも無い車にそれだけお金を掛けられるって
自動車企業は中々に夢のある会社だと思います。
日産フェアレディZ NISMO。
ニスモは日産のモータースポーツ部門です。
多分Mercedes-AMGみたいなものですね。
そして、僕が最も好きな自動車のブランド、
日産GT-R NISMO。
日産と言ったらGT-R、スポーツカーと言ったらGT-R。
平成7年生まれの僕にとっては
スカイラインGT-RのBNR34型のイメージです。
フェアレディZと随分似た顔になったんだな…
しかし、背面はあのスカイラインGT-Rと変わっていません。
この丸いブレーキランプとリアウイングがGT-Rだよなぁ!
GT-Rは見た目だけで無く性能も凄いらしいので
一度で良いからアウトバーンとかで運転してみたいものです。
自動車企業のブースの見学はこれにて終了。
最後にその他企業のブースへ行ってみます。
WOWOWのブース。
007でジェームズ・ボンドが乗っていた車が展示されています。
Aston Martin Lagonda DB9というイギリスの高級車だとか。
今年は2015年だからデロリアンを飾っているかと思ったけど。
これは市販車なので一応買えます。
2000万円以上しますが。
アサヒビールも来ていました。
自動車のイベントでビール会社ってどうなんだ…
と思ったら、ノンアルコールビールの試供品を配っていました。
全国自動車標板協議会なんてブースも。
各地域の人気ナンバーランキングとか載せていました。
これは名古屋の軽自動車のランキング。
何故「3」が2位なのだろう…
SMART MOBILITY CITY 2020。
経産省などが未来の都市の交通を提案しています。
超小型モビリティなどに乗れるのですが、
流石に時間が遅過ぎてもう終わっていました。
個人的には自動運転車よりもLRTを普及させて欲しい。
トミカもやって来ています。
最新のトミカってこんな風に進化していたのか…
フェリーさんふらわあや小惑星探査機はやぶさまでも
トミカの一員になっているそうです。
東京モーターショー2015限定のトミカも売られていました。
これは市販のトミカにラッピングをしたもの。
隣に居たカップルが
男「どれが一番格好良いかなー?」
女「このトラックじゃない?」
男「えっ、でも隣のフェアレディとk」
女「えーw無くない?やっぱりトラックだってw」
男「そ、そうだね…」
みたいな会話をしていて彼氏が凄く不憫でした。
こちらは完全に限定モデルのトミカ。
トヨタはまさかのピカチュウS-FRです。
迷いましたが、ホイールが格好良かったので日産を買いました。
という訳で、閉館時間になったので終了。
いやー、実に楽しかった!
やはり自動車は男心を擽りますね。
とても夢がありました。
ただ、コンパニオンガールは必要なのだろうか…
男は車が好き、男は美女も好き、
だったら両方合わせたら男なんてイチコロやん!
みたいな考えなのかも知れませんが、
それはひつまぶしとソフトクリームが好きな人に
ソフトクリーム載せひつまぶしを出すが如き愚行だと思います。
自動車にカメラを向けると車の前でポーズを取ってくるけど、
違う、僕が撮りたいのは自動車だと言いたくなる。
それなら寧ろ技術者の人とかが居てくれた方が面白い。
まあ、何はともあれ良いイベントでした。
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