物理学実験Ⅱ、レーザー第4回目。
今日は白色光ホログラムを作ります。
昨日作った単色光ホログラムは
ホログラムを再生する(見る)際にも
作成時と同じレーザーを当てないといけないのですが、
白色光ホログラムは白色光、
つまり太陽光や電灯の光で再生出来る優れものです。
作成風景。
白色光ホログラムの一つ、リップマンホログラムでは
作成にHe-Neレーザーだけで無く
YAGレーザー(緑色)も使います。
緑色というのは地球上の太陽光中で最も強い波長帯であり、
太陽光に照られながら発達したヒトの目は
緑色に対する感度が特に高くなっているので、
He-Neレーザーに比べてかなり眩しく感じます。
強度はそんなに変わらないのですが。
さて、このリップマンホログラムの被写体に適しているのは
光を良く反射する金属類です。
伝統的には500円玉だとか。
500円玉が良いなら、当然あれでもいける筈だよな…
出来上がったリップマンホログラムがこちら。
双頭のワシ、もうお分かりですね?
25セント硬貨とか言った人はシベリア送り不可避。
あれは単頭です。
そう!1ルーブル硬貨ですね。
反射型ホログラムの筈なのに何故か透過させて見える謎。
一応、反射させても見えます。
赤いのはロシアだからという訳では無い。
予想外に手早く出来て時間が余ったので
もう一種類作ってみる事に。
イメージホログラム。
こちらは透過型ホログラムです。
被写体はピチュー。
ピカチュウでは大き過ぎました。
綺麗に出来て満足です。
中々楽しい実験でした。
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