(無題)

中国旅行第4日目。
今日は移動日です。
中国は広い。

5時頃に起床。
どうやら、ほぼ定刻で終点に着いたようです。
眠過ぎて何時かとかは一切分かりませんでした。
人の鉄道旅行記とかを見ていると、
興奮して中々寝付けなかったとか、
停車の気配で目を覚ましたとか書いてありますが、
乗り鉄ながらその気持ちは全く分かりません。
寝台車はそれこそ勿体無いくらいに爆睡してしまう…


車掌に急かされ、眠い目を擦りながら車外に出ます。
隣の車両に乗っていた軍隊が点呼を取っていたり、
改札からも大勢の軍人がやって来たりして
下手にカメラを向けたら連行されそうな雰囲気だったので、
写真を撮るのも程々に改札を出ます。
ちなみに、この背後に軍隊が居ます。


ここは寧夏回族自治区の銀川駅です。
同行者のHS(理Ⅰ)は1/8だけ回族の血が流れているとか。
まだ夜明け前。
眠過ぎるので朝食の買い出し等は全て皆に任せて
待合室の長椅子でひたすら寝ていました。


7:07発Z179次烏魯木斉南行きに乗り換え。
写真を見返したら車内のおっちゃんが手を振っててワロタ。


今度は硬座と言って、
日本で言うところの普通車指定席です。
最も中国らしさを感じられる車両でしょう。
でも、以前乗った時よりは綺麗です。
中国も発展したんだなぁ…
相変わらず煙草で煙たいですが。
ここで8時間半弱を過ごし、
663km先の駅を目指します。


発車。
全ての席は背中合わせでくっ付いているので
尾瀬夜行の如くリクライニングは一切出来ませんが、
とにかく眠いので頑張って寝ます。


起きたらこんな列車が傍を通り過ぎていました。
軍の輸送列車のようですね。
軍用トラックや戦車が積まれています。
軍事パレード用?
この後も結構な本数擦れ違いました。


銀川駅出発後30分くらいは緑の中を走っていましたが…


1時間もするとこんな景色に。
荒涼たる砂漠。
この辺りはシルクロードと同じ様な経路です。


そんな中に謎のお寺が。
こんなところに建てて参拝者は居るのだろうか…


最初の停車駅が近付いてきました。
英訳の”We are now arrived at”って
誰か間違いに気付く人は居なかったのか…


9:26、中衛駅に到着。
降りるだけ降りてみたけど、特に何も無いな…


他の乗客はホームの物売りから
食べ物を買い込んでいました。

9:41に中衛駅を出発。
ここから次の駅までが特に長い。
何と3時間34分もかかります。


蛇行する黄河。
砂と岩の大地に深い峡谷を刻んでいます。


隠山山脈?
とにかく圧倒してくる車窓です。
世界の車窓からで使えそうですね。


サービスなのか何なのか、
そんなに険しい起伏がある訳でも無いのに
列車は右に左に蛇行して大カーブを描きます。
あー、こんなところで撮り鉄出来たらなぁ!


こんな中でも保線をしている人達は居ます。
これだけ砂だらけの土地だと
あっと言う間に線路が摩耗してしまいそうだな…


ちなみに、列車はかなりの速度を出しています。
最高で160km/h。
日本の在来線の最高速度と同じです。
それくらい速度を出さないと
街同士が遠過ぎてやっていられないんだろうな…
暇なのでトランプで遊びます。


線路は続くよ何処までも―


緑が増えてきました。


15:36、張掖駅に到着。


Piatform…
北干住並みの誤植だな。


タクシーでホテルに向かいます。
疲れたので1時間程仮眠してから街へ。
当ても無く彷徨って夕食を探します。


ホテルの近くに鶏料理の店を発見。
おお、ここは中々良い。
ちゃんとしたところで中華料理を食べたのは
この旅行で初めてな気がする。


夕食後は街を歩いてみます。
これは何やら路上で映画鑑賞会。
出て来る単語を見ると、
公共の場で流す映画では無いような…


街の中心部にあった寺(?)。
中国は多くの街の中心にランドマークがあり、
それを起点に碁盤上に道路が通っています。


トラックの荷台で売られる凄まじい量の唐辛子。
見ているだけで火を噴きそう。
そしてそれを挙って買い漁る張掖市民。
食文化が全然違うな…
この後は街を散歩して杏皮水(アンズジュース)や
酸奶(ヨーグルト)を買って飲み歩いた後、
ホテルに戻ってぐっすり寝ました。

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