(無題)

小笠原旅行第3日目。
今日は南島ツアーに参加します。

6:00、起床。
朝食を済ませ、お弁当を買ったらツアーの集合場所へ。
ワゴン車に乗って桟橋に向かいます。


これが今日一日お世話になる船。
外来種の持ち込みを防ぐ為に靴を洗ってから
船に乗り込んで沖を目指します。


中々波が激しい…
岩に波が打ち付けて大きな飛沫が上がっています。
この調子で南島に上陸出来るのかな…?


南島が見えてきました。


この閂島という棒状の島が天然の防波堤になっていて
そこより南側は波が劇的に穏やかになっています。


閂島の南。
北側の時化具合が嘘の様。
どうやら、南島にも上陸出来るようです。
より小さな舟に乗り換えて上陸地点の鮫池へ。


南島に上陸!
桟橋等は一切無いので、岩場に飛び移ります。


幅40cm程の細い道を歩いて行きます。
南島は全体が自然保護区になっているので
色々な規則を守らねばなりません。
その一つが、この道を外れないというもの。
今日は観光客がとても多いので
離合する時は中々大変です。
交換駅か退避所が無いと…


クレーターのような場所が見えて来ました。
南島は沈水カルストという珍しい地形。
白い砂は珊瑚礁由来のものだそうです。
火山由来の神津島とはまた違います。


道端に咲いていた小笠原の固有種、オオハマボッス。
この時期しか見られない花です。
こういった植物を保護する為に
南島は11月から2月まで上陸禁止になります。


そして、辿り着いたのは
小笠原でも随一の景勝地、扇池。
綺麗だ…


父島とは逆の西側の外海に通じているので
ここもかなり波が強いです。
入島禁止期間でもこの扇池だけは
シュノーケリングする事が許可されているけど、
こんな中でシュノーケリング出来るのかな…


砂地にカタツムリの殻が大量に散らばっています。
一見するとただの殻に見えますが、
これは1,000年以上前に絶滅した
ヒロベソカタマイマイの半化石だそうです。


陰陽池。
外海とは繋がっていないらしく、
雨水と台風の際に崖を越えて流れ込む海水が水源だとか。
その為、天気によって水位が大きく変動するので
魚介類は生息していませんが、
渡り鳥によって運ばれたカワツルモが繁茂しています。
ここのところ晴天続きで池はかなり小さくなっているとか。
神津島の千代池と雰囲気が似てますね。


今度は東尾根に登ります。
自然保護の為か、これまた細い道を攀じ登ります。


東尾根の上に着きました!
扇池も見えます。
綺麗だ…


父島方面。
嘗て南島は父島と陸続きになっており、
その頃は沢山のカタツムリも棲息していました。
今は孤立化し、乾燥した気候になった為、
カタツムリは殆ど棲息していません。
渡り鳥の休憩地となっています。


南島に居られるのは最大2時間。
まだまだ居たい気分ですが、出航します。
クジラを探して父島周囲を反時計回りに進みます。


千尋岩。
赤い部分がハートの形に見えるので
ハートロックとも呼ばれています。


父島南東部の巽湾でクジラの親子に遭遇!
まだ潜り慣れていないのか、
ずっと水面に浮いています。
これはかなり珍しい事のようです。

その後、更なるクジラを求めて父島東部の海域へ。
波が高い!
舳先の方に居たのですが、
とにかく揺れるのなんの、
ずぶ濡れになってしまいました。
カメラをこれ以上壊すのはまずいので
カメラはバッグの中へ避難。
肉眼のみでホエールウォッチングに専念します。
ペダンクルスラップ(体後部で水面を叩く)や
テールスラップ(尾ビレで水面を叩く)は
見る事が出来ましたが、
一番派手なブリーチングは見えませんでした。

最後に、父島の北にある兄島の
海中公園でシュノーケリング。
ウェットスーツを着れば泳げます。
珊瑚や熱帯魚に彩られ、
3月の東京都だとはとても思えない光景です。
でも、船に上がると流石に寒いですね…

船備え付けのシャワーは混んでいたので、
寒さに震えながら宿まで戻ってから
温かいシャワーを浴びました。
そして、お待ちかねの夕食。


昨日予約しておいた居酒屋で
島寿司やカメの煮込みを食べました。
居酒屋の予約なんて
コンパ委員としての仕事以来だな…
…そう言えば、これはコンパ委員の
打ち上げ旅行だった。
島寿司はカンパチで、
大島で食べたものよりも辛味が控え目でした。
一日動き回った後の寿司は美味しい!
夜は談笑の後、23時前に就寝しました。

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