マレー半島旅行第9日目。
遂に最後の国、シンガポールに入国します。
6:38、Johor Bahru Sentral駅
(ジョホールバル・セントラル駅)に到着。
マレーシア最南端の駅であり、
ここでマレーシアの出国審査をします。
結構適当でした。
橋を渡るとマレー半島最南端の国、
シンガポール共和国です。
(以降、シンガポール時間 GMT+8.0h)
7:06、Woodlands Train Checkpoint駅
(ウッドランズ・トレイン・チェックポイント駅)に到着。
タイのKrunthep駅(クルンテープ駅)から1927.7km、
Aranyaprathet駅(アランヤプラテート駅)から2182.2km、
現在のマレー鉄道の終点です。
ここでシンガポールの入国審査を受けます。
麻薬探知犬を連れた警官が何人も警備しており、
これまでの国の中では最も厳重そうな雰囲気です。
…が、実際は殆ど顔パスです。
日本国旅券の力は強い。
という訳で、シンガポール共和国に入国しました!
日本統治時代の「昭南島」です。
Woodlands Checkpoint駅の周りには何も無いので
シンガポール中心街を目指します。
MRT Northsouth線Marsiling駅(マルシリン駅)から
Marina South Pier
(マリーナ・サウス・ピアー)行きに乗車。
Newton駅(ニュートン駅)で下車。
理物大歓喜の駅名ですね。
ここから宿まで歩いて荷物を預け、
Orchard Road(オーチャード・ロード)へ。
おー、大都会…
カンボジアから来たので完全にお上りさんです。
ここでシンガポールに留学している
IT(元旭丘高)と合流。
ここまではカンボジアが皐月、タイが僕、
マレーシアがSTという分担で
行き先やら周り方やらを決めてきましたが、
ここからはシンガポーリアンITに頼みます。
まずは朝食兼昼食。
デパートのフードコートで頼んだチキンライス。
東南アジアは何処でもチキンライスがありますね。
個人的にはタイの方が好きだったかな…
その後は暇なのでウィンドウショッピング。
シンガポールの物価高過ぎだろ…
漫画が1冊S$20(約1,800円)とかです。
僕の好きだった物価の安い東南アジアは何処に…
洋服とかも銀座と変わらないか
寧ろそれよりも高いのではないかというレベル。
IT曰く、シンガポールは自給率0%なのと、
シンガポールに駐留するような会社員とかは
お金を沢山貰っているから、
こんな価格設定になっているのだそうです。
ここOrchard Road自体が
高級デパート街なのもあるそうですが。
僕等が入店すると露骨に嫌な顔をされます。
タイやマレーシアとは世界が違う。
当然、何も買わずに出ました。
デパートの前で久し振りにお目にかかった屋台
(というか、移動販売)で買った
Old man ice cream(オールドマン・アイスクリーム)。
黄緑とピンクの毒々しい色の食パンに
角切りのアイスクリームが挟まっています。
安くて美味しいです。
シンガポール名物だとか。
お腹を満たしたら一旦宿に戻り、
ITのチェックインを済ませてから再び外へ。
タクシーで次なる目的地に向かいます。
…が、タクシーが全然捕まらない。
道行くタクシーが悉く賃走中。
やっと捕まえたタクシーも、行き先を告げると
「あ、そっちなら辞めるわ。」
と断られる始末。
IT曰く、ここでは運転手の方が強いとか。
ここまでの国では散々声を掛けられて
鬱陶しいくらいに思っていたタクシーが
今では逆に僕等を避けているなんて…
没落貴族的な切なさを感じます。
15分くらい粘って漸く乗れました。
やって来たのは旧Singapore駅(シンガポール駅)。
マレー鉄道の嘗ての終点です。
つい最近まで使われていましたが、
都市の再開発計画等もあり、
4年前の平成23年に廃止されてしまいました。
駅に立ち入る事は出来ません。
タイとシンガポールを結ぶマレー鉄道の通る
3つの国の首都の代表駅の内、
タイのKrunthep駅(クルンテープ駅)以外は
全て第一線から退いてしまっている訳です。
実は最後に残ったKrunthep駅さえも
機能を別の駅に移す計画があったり。
ちょっと寂しい気もするけど、
言うなれば植民地支配の象徴みたいなものだからな…
兎にも角にも、これでマレー鉄道は制覇しました!
その後は歩いてチャイナタウンへ。
途中、奇抜なデザインのビルが幾つもありました。
ビル一つ一つに特許(著作権?)があるとの噂。
その他の建物もデザインに凝っている感があります。
チャイナタウン。
後ろのビル群との不釣り合いさが何だかシュール。
そのチャイナタウンのど真ん中には
ヒンドゥー教の寺院が鎮座しています。
ごちゃ混ぜの国、シンガポール。
チャイナタウン近くのフードコートでおやつ。
Ice Katchan(アイスカチャン)。
これまた毒々しい色です。
これがシンガポールの色彩感覚?
底の方には小豆と亀ゼリーが入っています。
チャイナタウンの次はアラブストリートへ。
全方位を網羅する監視カメラ。
何かワロタ。
シンガポールは監視国家でもあるそうです。
大量に監視カメラを設置する事によって
見張り要員として雇用を創出している…?
アラブストリートのスーパーマーケットに来ました。
おお、アラブっぽい色遣い。
アブダビ国際空港を思い出すな…
アラブストリート。
奥のモスクは修復中です。
カンボジアと言い、タイと言い、
東南アジアの寺院は頻繁に修復していますね。
偶々修復の時期に被っただけなのかな?
Mustafa Centre(ムスタファ・センター)。
シンガポール土産が最も安く買えるという
ITお薦めのスーパーマーケットです。
ペットボトルの容器に缶の蓋を付けたという
キメラのようなジュース。
ゴミ捨ての時の分別が面倒臭そうだな…
と思いきや、シンガポールはゴミ分別しないとか。
そういうところは適当なんだな。
そんなシンガポールの国民性も感じつつ
買い物を終えて店の外に出ると…
何だこのインド人の大群衆!?
何処を向いてもインド人ばかり。
ITに依ると、毎週金曜日の夕方になると
普段は散らばっているインド人達がこの一帯に集い、
互いに世間話などをするのだとか。
インドってこんな感じなのかな…
赤信号 インド人と渡れば 怖くない
IT曰く、インド人は道路横断のプロだそうです。
インド人街近くにあった謎のアート。
もう少し可愛く描けなかったのか。
関係があるのか分かりませんが、ITに依ると
シンガポール人に美人は居ない、のだそうです。
500万人以上も人が居るんだから、そんなまさか!
…と思ったけど、よくよく思い返してみると
今日一日出歩いていて綺麗だと思う人に会ってないな。
シンガポール人に幸あれ。
そのままインド人街で夕食。
Murtabak(ムルタバ)。
S$5(約450円)の一番小さいサイズなのに
食べ倦ねるほどの量です。
物価の高いシンガポールに於いては心強い味方です。
この後はホテルに戻り、
4人でトランプに興じたりして夜を過ごしました。
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