マレー半島旅行第4日目。
今日は戦場に架ける橋を見に行きます。
6:00、起床。
今日はツアーに申し込んだので、
まずは集合場所のRoyal Orchid Sheraton Hotelへ。
勿論、シェラトンに泊まっている訳では無く、
宿に一番近いピックアップ場所がここだというだけです。
朝から賑わうKrungthep(バンコク)の市街。
迎えのワゴン車に乗り、タイ西部
Kanchanaburi(カンチャナブリー)へ。
睡眠時間6時間以下の日が2日続いていたので
車の中では爆睡していました。
まずやって来たのは洞窟寺。
カメラがお亡くなりになったのでiPodで撮ります。
階段を上った先に洞窟が。
犬が控えています。
タイは野良犬が多いです。
暑さの所為か大抵はノビていて大人しいですが。
中はこんな感じ。
嘗てはお坊さんが一人で修行していたとか。
奥に進むととても狭くなりました。
これが順路のようです。
洞窟探検みたいになってきました。
ケービングも一度やってみたいな…
洞窟探検を終えたら更に西へと進みます。
下道なのに皆120km/h以上出しているな…
前に見えている後ろの開いたバスは
ミャンマー国境へ向かうバスだそうです。
ミャンマー国境はカンボジア国境以上に凄そうだな…
Kanchanaburiの市街に入り、
大通りから一本奥の路地へと進むと…
着きました!
Kwae Yai川(クウェー・ヤイ川)に架かる鉄道橋、
太平洋戦争中に日本軍が捕虜や現地人を酷使し、
数多の犠牲の下に超短期間で建造されたという
通称「戦場に架ける橋」です。
いつの間にかカメラが復活していました。
ここ一番で息を吹き返すカメラの鑑。
この鉄橋を有するNam Tok線(ナムトク線)は
戦時中に日本軍が造らせたタイとビルマを結ぶ鉄道、
泰緬鉄道の現存部分です。
但し、戦時中に架けられた橋は
連合国軍の攻撃で破壊されてしまったので、
現在の橋は戦後に日本が賠償として修復したものです。
日本では考えられない事ですが、
毎日列車が走るこの現役の鉄橋は
線路を歩いて渡る事が出来ます。
流石はタイ。
という事で渡ってみます。
橋の上は観光客で大賑わい。
とても現役の路線とは思えません。
タイ国鉄の大らかさは見上げるものがあります。
滔々と流れるKwae Yai川。
こんな場所も戦火に巻き込まれた時代がありました。
渡った先は再び森の中へと分け入っていきます。
この鉄橋の最寄り駅はクウェー川鉄橋駅。
鉄橋から100mも無いくらいの位置です。
さて、クウェー川鉄橋を見終えたら、
更に奥地へと進んでいきます。
やって来たのはKwae Yai川の畔。
象に乗ります。
象は身体が大きい所為か
歩みを進める度に大きく揺れます。
坂を下る時などは中々のスリルです。
川に入ったりもします。
途中から象使いのおじさんが降りてしまいました。
その途端、象が道草(道木)を食べ始めます。
あ、葉っぱを丸めて巣を作る蟻がいる。
あー!蟻がこっちに来る!
象乗りの後は筏下り。
まずはモーターボートに牽引されて上流へ向かい…
その後は流れに任せて下ります。
静かだ…
水の流れる音、そよ風の吹く音、鳥の鳴く声…
都会の喧騒とは一切無縁の世界です。
筏下りを終えて昼食。
Kwae Yai川の畔でビュッフェ。
あの向こうに見えるのは…
伝説のTham Krasae橋梁(タムクラセー橋梁)、
別名アルヒル桟橋か!?
あそこを通るのか…
楽しみだ!
と、ここでガイドさんから
「列車が遅れていて、30分後か2時間半後の
どちらかで列車に乗る事になりますが、
どちらの方が良いですか?」
との質問が。
ここで2時間待つのは暇だな…
僕等以外にも同行者が居る事だし、
30分後のやつに乗るか。
Tham Kasae駅(タムカセー駅)から
11:53発257列車Nam Tok(ナムトク)行きに乗車。
1時間程遅れています。
泰緬鉄道の旅です!
ジャングルの中を走ります。
切り通し。
本当ならトンネルを掘るところですが、
超短期間で完成させる為に
岩を列車の幅ギリギリだけ削り取るという
平時では考えられない突貫工事です。
そんな訳で、列車スレスレまで岩壁が迫ります。
窓は開け放しなのでスリルがあります。
写真撮影に夢中で死なないように…
13:25、Goa Maha Mongkol駅
(ゴア・マハ・モンコール駅)に到着。
…あれっ、アルヒル桟橋は!?
どうやら、列車が遅れた所為で本来乗る予定だった
Tham Kasae – Tha Kilen(ターキレン)では無く、
その逆方向の列車に乗った様子。
ここまで来てアルヒル桟橋無しとかそりゃ無いよ!
と、ガイドさんに懇願したら、
アルヒル桟橋に寄ってくれる事になりました。
そんな訳で、遂にやって来ましたアルヒル桟橋!
タイを訪れた最大の目的と言っても過言ではありません。
戦時中に作られた木製の鉄道橋で、
列車が走るとギィギィ軋みます。
その為、10km/hという制限速度がかけられています。
この橋の建設は想像を絶する難工事だったそうで、
余りの犠牲者の多さに泰緬鉄道は
“Death Railway”(死の鉄道)の異名があります。
現地での名前はTham Kasaeですが、
日本では「アルヒル桟橋」の名前で良く知られています。
一説には、工事に携わった英軍の捕虜が
弓形になった崖を”Arrow Hill”と呼んだからだとか。
良くぞ戦後70年の今日まで残ったものだ…
すぐ近くには洞窟もあります。
建設時には捕虜がここで寝泊まりしたとか。
今は野良犬が涼むのみです。
アルヒル桟橋を見て満足したところで、
帰宅ラッシュに巻き込まれないよう
早めにKrungthepへと戻ります。
Krungthepに戻ってきました。
おお、大都会…
さて、昨日は夜遅くに着いて何も出来なかったので
今日はKrungthepを満喫したいと思います。
17時なのに帰宅ラッシュが始まっています。
定時で帰るのが普通みたいですね。
…定時って本来そういうものだけど。
BTSに乗ってSiam(サイアム)へ。
東南アジアと言ったらフルーツ!
マンゴー!
死ぬ程暑い中を歩いてきた後の完熟マンゴーは…
嗚呼、生きてて良かったなぁ…
このお店、北千住にも支店を出してくれないかな?
マンゴーを食べた後は
買い物大好きSTの希望でデパートへ。
日本のお店がかなり進出しています。
CMでも良く日本語を目にします。
東急!?
あ、東急百貨店か。
BTSの隣に書いてあるから東急が走っているのかと…
他にも、伊勢丹百貨店やイオンもあったりします。
外国に来ている感じがしませんね。
デパートでの買い物を終えたら一旦宿へと戻り、
宿近くの桟橋から船に乗ってナイトマーケットへ。
ナイトマーケットと言っても
Siem Reapで見たようなものとは全く違い、
長島を思い起こさせる雰囲気です。
お腹が空いたので、フードコート的な場所で夕食。
Khao Man Kai(カオ・マン・カイ)。
タイに来たら絶対に食べたいと思っていた料理です。
鶏の出汁で炊いたご飯と蒸し鶏。
この組み合わせが最高に美味しい!
いやー、タイって良いなぁ…
この後はショッピングを楽しんだ後、
船に乗って宿へと戻りました。
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