(無題)

授業が終わるか終わらないかの内に
急いで帰省した事もあり、
今冬休みはまだ旅行をしていません。
しかし、長期休暇を旅行無しで過ごす事は出来ないので
今日から旅行に出掛ける事にしました。


まずは自動車で中部国際空港へ。
鈴鹿山脈がはっきり見えるな…


8:40発ANA1821便に搭乗。
神津島以来のプロペラ機です。
向かう先は…


9:51、松山空港に到着。
9ヶ月振りの四国です。
懐かしいな…


みかんおにぎりとか売っていました。
とすると、香川はうどんおにぎりだろうか。
鉄道で行ける範囲は前回粗方行き尽くしてしまったので、
今回は公共交通機関では中々行けない場所を目指すべく
レンタカーを借りて移動します。
最近、レンタカー使用が多いですね…
何はともあれ、まずは松山市街へ。
松山駅で明後日使う切符を買います。


以前、台湾に行った時に女性専用車両の付いた
「松山」行きの列車に遭遇しましたが、
あの台鐵松山駅とこのJR松山駅は友好駅なんだそうです。
日本と台湾の鉄道のコラボって結構多いです。
江ノ電と平渓線とか。
あと、スイスの鉄道とのコラボも結構ありますね。
スイス行きたいなぁ…


伊予鉄同士の平面交差。
路面電車が踏切待ちをしています。


前回、松山は乗り換えをしただけだったので、
今回はちゃんと観光したいと思います。
という訳でやって来たのは道後温泉。
約3,000年前に開かれたという日本最古の温泉。
道後温泉って温泉街として有名なのかと思いきや、
主にこの建物が有名なんですね。
時間が無いので入りませんでしたが。


そして、道後温泉と言えば「坊ちゃん」です。
伊予鉄では坊ちゃん列車の名で
SLに似せたDLを走らせています。
運行時刻をちゃんと下調べしていなくて
道後温泉駅に着く直前で発車してしまい、
急いで追いかけて撮ったので
こんな写真になってしまいました。


買い食いしていたら寄ってきたネコ。
油断していたら膝の上に飛び乗ってきて
危うく取られそうになりました。
昼食を済ませたら早々に松山を出ます。

春に通った予讃線(海線)の脇にある国道378号線を、
春とは逆の方角に向かって走ります。
この辺りの道路は夕焼け小焼けラインという
愛称が付けられているようです。
伊予灘を右目に走ります。
地元ドライバーが制限速度+30km/hで
バンバン追い越していくから怖い…


ちょっと寄り道。
JR予讃線串駅。
春に訪れた下灘駅の隣駅で、
下灘駅に負けず劣らず素晴らしい立地の駅です。


俯瞰した串駅。
土手があるので駅からは海が見え難いですが、
こうして見ると如何に伊予灘に近いかが分かります。


ところで、駅のホームからしか行けないこのお墓は
一体何を思ってこんなところに建てたのだろう…
JR四国も良く許可を出したな…
しかも、平成20年代のかなり新しいお墓でした。


丁度良いタイミングで列車がやって来たので撮り鉄。
うーん、裏手にある山で列車が影になってしまっている…
気を取り直して先へと進みます。

伊予長浜駅の辺りで予讃線と別れ、更に西へ。
国道197号線、佐田岬メロディーラインを走ります。
そう、今回レンタカーを使う最大の目的の一つがこれ。
前回、八幡浜駅駅前を漫ろ歩いた時に
1日3本しか無い事を知った三崎行きのバス。
その三崎より更に先にある日本一細長い佐田岬半島の先端、
佐田岬にはレンタカーで無いと流石に厳しいのです。
うねうね道をひたすら50km以上走らねばならないので、
レンタカーでも中々辛いですが…


途中にあった伊方ビジターズハウスと道の駅きらら館で一休み。
まだまだ先は長いな…
待てよ、そう言えば佐田岬半島のこの辺って
あれがあったような…


やっぱりあった!
伊方原子力発電所だ!
ただの道の駅の屋上展望台から
こんなにはっきり見える位置にあるものなのか…


無料の双眼鏡まで備え付けられていて
警備員の人まではっきりと確認する事が出来ます。


佐田岬半島には風力発電所も大量にあります。
まあ、理物は発電所には大して興味が無いので先を急ぎます。


佐田岬メロディーロード。
道路に凹凸が付けられていて、
制限速度で走るとメロディーが聴こえるというやつです。
残念ながら反対車線なので試せませんでしたが。


バスの終点、三崎港を過ぎて更に進みます。
カーナビでは工事で通行止めと出ていましたが、
運良く休工中で通れました。
しかし、こんな先に来てもちょくちょく集落があるんだな…
一体、どうやって生活しているのだろう…


車で来られる限界まで来たので、残りは徒歩です。
薄暗い山道(?)を歩きます。


砂浜も岩壁も鶯色をしているな…
閃緑岩?
…すみません、適当な事を言ってます。
そして、遂に…


着いた!
佐田岬灯台です!


四国最西端の地、佐田岬。
地図で見るとぽっきり折れてしまいそうな
その先端にやって来ました。
いやー、遠かった。


椿山展望台から。
これはハートマーク…なのだろうか。
藪にかなり突っ込むくらい退かないと
ハートマークには見えませんが。


佐田岬灯台の夕暮れ。
灯台としてはこれからが仕事本番ですね。
佐田岬灯台はそれ自身が目印になるのでは無く、
黄金碆という暗礁に立てられた標識灯を照らすという
一風変わった方式になっています。
対岸に見えるは九州大分県か…
それでは、そろそろ東へと引き返す事にします。
しかし、50kmもある佐田岬半島を延々戻るのは辛い…


端からそんな気はありませんけどね。
三崎港からはフェリーが出ているのです。
その名も、国道九四フェリー。
何故、「国道」の名を冠しているのかと言うと、
国道に指定されているからです。
嘘ではありません。
高知に始まり大分に終わる国道197号線には
れっきとした海上区間があるのです。
18:30発国道九四フェリー佐賀関行きに乗船。
久し振りのフェリーです。

19:40、佐賀関港に到着。
ここから国道197号線の陸上区間に戻って走り、
21時前に別府に到着。
別府…15ヶ月振りだな…
あの時は昼だった上にすぐ出てしまいましたが。
今夜は別府に泊まります。
前回は食べられなかった関サバを食べる!
そんな訳で、居酒屋に入って関サバを注文。
ねっとりとした食感…
酢で〆られている訳でも無いのに臭みが全く無い…
これが生のサバなのか…
味としては、ついでに頼んだ
カワハギの薄引き(肝付き)の方が美味しかったです。
カワハギが美味し過ぎて関サバの印象が薄れてしまった…
その後は宿に戻り、温泉に入って温まりました。

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