バルカン旅行第4日目。
5:38、起床。
起きたらこんな景色でした。
うーん、広大な草原。
いつの間にか進行方向が逆になっているな。
昨夜、最初の停車駅で既に10分くらい遅れていたし、
まあ、まだまだZagrebは遠いかな…
あれ?
何かビルのようなものが見えてきたけど…
え?もう到着!?
6:03、Zagreb glavni駅(ザグレブ中央駅)に到着。
絶対に30分は遅れるだろうと思っていたけど、
まさか3分しか遅れないとは…
HŽ(クロアチア国鉄)も中々やるな…
JRよりも優秀なんじゃないか?
Zagreb glavni駅コンコース。
予想を遥かに超える列車本数です。
1分間隔で発車しているところもあるな…
そして、台湾同様1分単位で表示される遅れ。
流石はクロアチア。
セルビアやボスニア・ヘルツェゴビナとの
格の違いを見せ付けていますね。
(列車発車本数
Београд главна駅…41本/日
Novo Sarajevo駅…12本/日
Zagreb glavni駅…194本/日)
駅前のTrg Tomislava(トミスラフ広場)。
朝のZagreb。
駅横の喫茶店で朝食。
優雅な生活だな…
移動時間は滅茶苦茶長いですが。
朝食を済ませたらバスターミナルへと向かいます。
壁一面を埋め尽くすやけに気合の入った落書き。
バスターミナルに着きました。
Plitvička jezera(プリトヴィッツェ湖群)行きの切符を購入。
運賃は101Kn。
昨日のDubrovnik-Splitの切符もそうでしたが、
何だか変なところで区間が分かれています。
高速道路を走る区間は切符を分けるのかな?
高速道路に入ります。
自動で料金を徴収するシステムの呼び名、
日本ではETC(Electronic Toll Collection)ですが、
クロアチアではENC(Elektronička Naplata Cestarine)です。
ちなみに、高速道路は130km/h制限です。
しかし、130km/hも出している車は居ないように思われます。
名古屋とは真逆だな…
川がやけに増水しています。
マングローブ…な訳無いよな。
高速道路を降りると山道になります。
それでも70km/h制限ですが。
日本の路面滑り易しの標識は轍が交差していて
車が半回転しないと実現出来ないと話題ですが、
クロアチアの路面滑り易しの標識は
何と轍が3本もあります。
どうやったら実現出来るのだろう…
Plitvička jezeraに近付くにつれ、
どんどん雲が濃く、霧まで出て来ました。
やめてくれよ…
10:28、Plitvička jezera ulaz 2(プリトヴィツェ湖群入口2)に到着。
寒い!
標高が高いのでしょうか?
まずはホテルへ。
湖畔のリゾートホテルといった感じです。
荷物を置いたら湖へと向かいます。
Nacionalni park Plitvička jezera(プリトヴィッツェ湖群国立公園)。
ユネスコの世界自然遺産にも登録された名勝地。
これを見る為にバルカンに来たと言っても
過言ではありません。
入園料は100Knと聞いていたのですが、
55Knになっていました。
何故こんなに大幅に値下げしているのだろう?
うーん、天気は霧か…
バス停に居た日本人旅行客の方によると
昨日までは記録的な大雨が降っていたそうです。
その為、立ち入り禁止になっている場所もあるとか。
それで入園料が値下げされていたのかな?
Dubrovnikも僕等が到着する前日まで記録的な大雨だったそうなので、
雨に振られていないだけ幸運なのでしょうか?
今夏は日本だけでなくバルカンも大雨なんだな…
遂に辿り着いたPlitvička jezera!
滅茶苦茶増水しているな…
水上ベンチ。
画になります。
遊覧船もあったのですが、
まずは遊歩道を歩いてみる事に。
水没している…
引き返すしかないか…
今度は遊覧船に乗る事にします。
船なら増水も何のその。
滑るように湖面を進みます。
これは歩道が水没しているのかな…
船着場が見えてきました。
対岸に渡りました。
マングローブ…な訳無いよな。
滝がある方へと向かいます。
Sightseeing pointなる場所がありました。
切り立った崖になっていて中々怖い。
これぞPlitvice!
惜しむらくは陽光が射し込んでいないところですが、
滝の水量は5割増くらいになっている気がするので
まあ良しとします。
湖面ギリギリにも歩道があるな…
いや、ギリギリというか、最早水没していないか?
確かに水没しているような…
でも人が居るというのはどういう事なんだ!?
一応、水没していない道もあるみたいですが。
兎にも角にも、まずは現状を把握すべく
湖面と同じ高さまで下ってみます。
園内最大の滝、Veliki Slap(ヴェリキ・スラップ)。
うおっ!
滝の勢いが激し過ぎてびしょ濡れになる!
カメラが壊れる!
さて、現状を把握しました。
完全に水没しています。
というか、滝の一部になっています。
でも、向こう側からやってくる人が居るという事は
通行止めにはなっていないという事なのか?
しかし、靴が濡れると後々困る事になるし…
いや、人類は嘗て靴など履いていなかったんだ!
裸足の誇りを取り戻せ!
行くぞおおぉぉぉ!
ありとあらゆる場所に滝が出来ています。
本来ここは滝ではないんだろうな…
水が程良い冷たさで気持ち良いです。
水が綺麗なPlitviceだからこそ出来る芸当ですね。
岐路があったのでまずは右に行ってみる事に。
痛てててて!
裸足に砂利道は辛い!
砂利が鋭いので足ツボマッサージどころではありません。
足に穴が空く!
木の道があるとホッとします。
木の温もりが有難い…
この先で行き止まりになっていたので引き返す事に。
痛てててて!
今度は左に進みます。
滝の水飛沫が凄いです。
カメラが壊れる!
また分かれ道です。
まずは左に進んでみます。
Šupljara(シュプリャーラ)。
歩道ごと呑み込まれてしまいそうです。
洞窟。
ここからは崖上の道に繋がっているようです。
じゃあ、さっきの分かれ道から右に進んでみるか。
と、ここで意見の食い違いが発生。
水没道を行きたくない派のISと
歩きたい派のその他3人が対立し、
交渉が決裂して別行動をする事に。
18時までにホテルで落ち合う約束で別れました。
海外だけど、人も沢山居るし、
迷う程の道でも無いし大丈夫だろうー
この時はそう思っていたのですが…
兎も角進みます。
これはさっき上から見えていた道だな…
踝の辺りまで水に浸かっています。
小石が痛いので靴下を履く事に。
これは…
膝の辺りまで浸かる水流。
これ以上の深さの水流があると
人は全く前に進めなくなると言われるレベルです。
何が一番凄いかって、
ここまで増水しているのに
通行止めにしない観光立国クロアチアでしょう。
日本なら公園ごと立ち入り禁止でもおかしくありません。
流石は自己責任の土地ヨーロッパ。
水没ベンチ。
記念撮影したりしました。
轟音を立てて流れ落ちる滝。
Plitviceってこんなにダイナミックな場所だったのか…
Plitviceを水上(水中)散歩。
綺麗だなあ…
犬と一緒に歩いている人も居ました。
僕も愛犬を連れてくれば良かったかな?
そんなこんなで水没道終了。
水に浸かっていない道だ…!
靴下がびしょ濡れで靴が履けないので
靴を手に持ち靴下のままで歩いていたら、
擦れ違う度に”Look guys!”とか言われました
この後は行きと同じ遊覧船に乗ってホテルへ。
まだ17時前か。
待ち合わせ時間よりも大分早く着いてしまったな。
まあ、待っていれば良いか。
ところが、18時を過ぎてもISは姿を現さない。
おかしい…
別れた場所からホテルまではほぼ一本道だし、
人も沢山居るからいざとなったら道を尋ねれば良い筈…
流石にそれくらいの英語は出来るだろうし…
まさか、脇道に逸れて遭難…?
僕とFMが捜索に出るも見付からず、
日の入りまで残り30分を切る時間に。
ホテルの人に頼んで捜索願いを出してもらうしかない…!
と、ホテルに向かって歩いていたら、
後ろからISが走ってきました。
焦った…
何でも、時間が余ったので遠くまで行ってみたら
道に迷ってしまったのだそうです。
取り敢えず、生きていて良かった…
この後はホテルに戻って夕食を食べ、
この旅行最後の揺れないベッドでぐっすりと寝ました。
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