ベトナム旅行第5日目。
6時頃起床。
点滴注射を受けたりしている関係で
トイレに行く際は付き添いが必要なので
夜中に便意を催したらどうするか心配でしたが、
一度も起きる事無く熟睡出来ました。
さて、元々はHuế駅(フエ駅)から再度列車に乗り、
Sài Gòn駅(サイゴン駅)まで南下して
Tân Sơn Nhất国際空港(タンソンニャット国際空港)から
飛行機に乗って帰国する予定だったのですが、
列車でのベトナム縦断は叶わぬ夢となり、
連れの2人が新たに取ってくれた
Phú Bài国際空港(フバイ国際空港)19:25発VN1375便
Tân Sơn Nhất国際空港行きに望みを託す事に。
Tân Sơn Nhất国際空港発中部国際空港行きの便は
1週間に3便しかないので今夜の便を逃すと
次は2日後になってしまい、
金銭的にも相当辛いので
何としても今日帰らねばなりません。
本来は3〜5日間の安静を必要とするらしいけど、
昨日までの経験上ベトナム人は割と適当だし、
頼んだら退院させてくれるに違いない。
Phú Bài国際空港はHuế市街から車で30分程の場所にあるので
15〜16時に退院したいと伝えていたのですが、
16:00を過ぎても音沙汰無し。
仕方無いので医者を呼びに言ったら、
「まだ菌が出切っていないので安静を要する。
明日なら様子次第だが今日退院させる事は出来ない。」
との事。
何でこんな時に限って真面目なんだー!
航空券の控えを見せたら、
「何故もっと早く伝えなかったんだ!」
いや、昨日何度も言うたやんけ!
通じてなかったんかいな!
航空券を見せたので納得してもらえたのかと思いきや
またしても音沙汰無し。
こんな事をしている間にも刻一刻と時間は迫っている…!
一縷の望みを懸けて例の日本人医師のお兄さんにメール。
するとすぐにやって来て下さり、
この退院によって生じた如何なる不利益も
全て自己責任として納得する旨の一筆を書けば
退院させてくれると話を付けて下さいました。
有難い!
で、会計の段になったのですが、これがまた遅い。
僕しか居ないのに何故10分以上も待たせるんだ…
会計に6,7人も職員が群がっているのに…
待ちに待って漸く支払いに。
が、ここで最大の問題が。
手持ちのお金が全然足りない!
請求された$320に対して$181しか持っていない!
TKが少し肩代わりしてくれるも2,000,000đ程足りず。
日本円なら幾らでも手持ちがあるのに…!
日本円は使えないので途方に暮れていたところ、
お兄さんがベトナムドンを立て替えて
日本円で返せば良いと仰ってくれ、
何とか九死に一生を得ました。
本当に感謝してもし切れません。
何でも訊くところに依ると、
お兄さんも大学時代はバックパッカーだったらしく、
それでバックパッカーに対してはこんなに優しいんだとか。
こんな方に出会えて本当に良かった…!
ちなみに、今もNGOや大学の事業などで
世界各地を飛び回っているのだそうです。
へー、格好良いなぁ…
感化されて医学科転入したくなったかも。
…感慨に浸っている暇はありません。
色々手間取った所為で現在時刻は17:30を回り、
ホテルで待っていたタクシーも痺れを切らして
空港に向かって走り出してしまったの事。
病み上がりの身体に鞭打って全力疾走し、
何とか道中で拾ってもらう事が出来ました。
さらば、Huếの街よ…!
Phú Bài国際空港から19:25発VN1375便に搭乗。
20:45、Tân Sơn Nhất国際空港に到着。
着陸と同時に機内で鳴りまくる携帯電話。
うーん、ベトナム人は適当だな…
そして、例の如くタラップで降り立つ。
暑っ!(気温30℃)
夜だと言うのにこの蒸し暑さは何だ…
これがHồ Chí Minh(ホーチミン)か…
昼は36℃まで上がるらしいからな…
ここでTKとはお別れ。
本当にお世話になりました。
僕とKNは乗り換えます。
…が、この乗り換える便のチェックインカウンターが
いつまで待っても一向に案内される気配が無い。
出発1時間前を切っても掲示板に何も表示されないので
不安になって案内所で訊いてみると、
「え?そこだけど?」という感じのジェスチャー。
いや、そこならそこと掲示板に表示してくれよ!
やっぱりベトナム人は適当だな…
どうやら、ベトナム航空の日本行きの便のチェックインは
全て同じカウンターで行われるようです。
トラブル続きでしたが、何とか0:30発VN340便に搭乗。
これで…
これで日本に帰れるんだ…!
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