(無題)

北海道旅行第3日目。

5:50、起床…
のつもりだったのですが、
昨日の江差逍遥の疲れからか3人とも起き上がれない。
眠い…
凄まじく眠い…
うーん、どうしたものか…
本来は7:17発函館本線普通大沼公園行きに乗って
大沼公園観光でもしようかと思ったのですが、
余りに眠かったので棄却。
10:45発函館本線普通大沼公園経由森行きに乗って
直接森駅を目指す事にし、
睡眠時間を3時間増やす事にしました。
おやすみなさい。

9:00、再度起床。
今度は目覚めが良いです。
朝食を済ませ、宿を後にします。


宝来町駅から10:08発函館市電湯の川行きに乗車。
宿が思った以上に駅から遠かったので
今日は市電を使います。
何だか凄く揺れるな…


朝の函館駅。
人が多いです。
大半は函館にやってきた人か、
函館から特急列車に乗る人ですが。


10:45発函館本線普通大沼公園経由森行きに乗車。
バラバラになりましたが、何とか3人共座れました。


雄大な車窓。
北海道大好き。


当初は降りる予定だった大沼公園駅。
大半の人がここで下車しました。


車窓から見えた大沼。
またいつか来ます。


駒ヶ岳。
残念ながら山頂は雲に隠れています。
この駒ヶ岳を囲むようにして、
函館本線は本線と砂原支線に分かれます。


本線は森の中を走ります。


姫川駅。
戦時中、物資の輸送に使われたとかで
外からは非常に分かり難い場所にあります。
そう言えば、今日は終戦記念日か…


車窓に内浦湾が見えてきました。


12:06、森駅に到着。
乗り換えまで時間があるので、ここで昼食をとります。


森駅外観。
晴れている夏の真っ昼間なのに気温は28℃です。
何て快適なんだ…!
東京は38℃だというのに…


駅前のラーメン屋に入って頼んだ味噌ラーメン。
ラーメンばっかり食べていますね。
このラーメン屋にも冷房は付いていません。
店外の方が涼しいという。
流石は北海道…


ラーメンを食べたばかりですが、駅弁を購入します。
森駅はこのいかめしで全国にその名が轟いています。
今はまだお腹一杯なので、
後々の楽しみに取っておきましょう。


13:29発函館本線普通長万部行きに乗車。
恰も2両編成であるかのように見えますが、
奥の1両は函館行き(逆方面)です。
何という罠。


森駅から先、函館本線は内浦湾を眺めながら進みます。
うーん、夏だなぁ…


長万部駅で14:56発室蘭本線普通東室蘭行きに乗り換え。
駅名は「おしゃまんべ」と読みます。


長万部駅の隣駅、静狩駅。
さあ、いよいよだ…!


海岸沿いの絶壁に口を開けた長い隧道に入ります。
昂る…
昂るぞ…!


トンネルを抜けるとそこには―


―駅があった。


来たぞ…
遂に来たぞー!
ここに来たんだー!
小幌駅。
伝説の秘境駅、小幌駅です!
鳥肌が止まらないぜ!


静狩駅と礼文駅の間、2つの長大トンネルに挟まれた
猫の額ほどの土地に作られた駅。
航空写真なんかで見ると
は?
と言ってしまうようなロケーションです。


そうは言っても天下の室蘭本線にある為、
結構な頻度で特急列車や貨物列車が通過します。
列車接近を示すサイレンが鳴るのですが、
これがトンネルに反響して中々怖い。


記念撮影。
撮影者はYR。


これは駅舎…
ではなく、函館電気所機器室。
中には入れません。
小幌駅で雨に遭うと悲惨です。


ここを登っていくと、地図上は国道に辿り着きますが…
相当藪漕ぎに長けていないと不可能でしょう。
小幌駅に来る方法は実質的に鉄道のみです。


小幌駅から続く唯一の道を進んでみます。
一応、虫除けジェルを塗り、
熊鈴を鳴らしながら進みますが、
スズメバチやヒグマに出逢ったら一巻の終わりです。
普通に出そうだから怖い。


ゴールが見えてきました。


着いたー!
名も無き入り江です。
見知らぬ子供も来ました。


入り江の西側には岩屋観音という観音様も祀られています。
バラックみたいな祠だな…


岩屋観音の説明。
グロ過ぎワロタ。
やっぱり熊が出るのか…


岩屋観音の管理小屋?
ハチが巣を作っているのか、
かなり大きなハチが飛び回っています。


今度は入り江の東側で冒険してみます。
ゴツゴツした岩が散在しています。
岩から岩へと飛び移る田舎っぺYR。
対して都会っ子Pohmiは完全に屁っ放り腰です。


ロッククライミング(直球)
ワンゲル部員の意地を見せてやる!


登れました。


しかし、こういうのは降りる方が怖い。
慎重に、慎重に―
ズルッ
…!
足を滑らせて一瞬懸垂状態になりました。
し、死ぬかと思った…
左膝を傷めてしまいましたが、命には代えられません。
無茶はしない方が良いですね。


ところで、あの桟橋は何なのだろう?
水着があれば泳いでいったものを…!
…しかし、ここは天下の小幌駅から更に徒歩20分。
見知らぬ子供も戻った今となっては
最早人など来る由も無い…
海はエメラルドグリーンに透き通っている…


という訳で、最初にPohmiが全裸で特攻。
無茶はしない?
何のこったよ(すっとぼけ)


着きました。
頭に被っていたパンツは写真を撮る用です。


今度は僕の番です。
Pohmiにカメラを託し、YRと共に桟橋を目指します。
3人は全員元・水泳部です。
ビート板代わりに流木を持っています。
何気に今夏初泳ぎです。
8月中旬の夏真っ盛りなのに水が冷たい!


着きました。
結局、面倒臭くてパンツは穿いていません。
パンツを被った意味皆無でワロタwww
大自然では誰もパンツなんか穿いていないんだよ!


入り江の夕陽…
パンツ一丁で佇む大学生3人…
青春だな…
…暗くなるとヤバいので駅に戻ります。


ここを戻るのか…
ええい儘よ!
泥で滑ったり、アブに纏わりつかれたりしながらも
左膝の痛みを必死に堪えて小幌駅へ。


駅だ…!


森駅で買ったいかめしご開帳!
うーん、美味しい!


そうこうしている内にサイレンが鳴り、
静狩側のトンネルから霧が立ち込めてきました。


17:55発室蘭本線普通東室蘭行きに乗車。
さらば、小幌よ…!


礼文の大カーブ。
北海道には有り余る土地を存分に使った
スケールの大きい峠越えが幾つもあります。


北舟岡駅。
海芝浦駅にも負けず劣らず海に近い駅です。
雄大な海を感じるなら断然こちらの方が上ですね。
運転手さんの計らいなのか何なのか、
列車交換をする訳でもないのに3分間停車しました。
それでこの写真を撮る事が出来た次第です。
天ノ川駅の件と言い、JR北海道は中々粋ですね。

19:12、東室蘭駅に到着。

19:21発室蘭本線普通室蘭行きに乗り換え。


19:25、輪西駅に到着。
ホテルの最寄り駅です。
3人なのにシングルツインという事で
物凄く不安だったのですが、
補助ベッドが出してあったので大丈夫でした。
貞操は守られた。


19:53発室蘭本線普通室蘭行きに乗車。
夕食を食べる為、室蘭を目指します。


20:02、室蘭駅に到着。
室蘭が予想以上にショボいです。
函館と同じくらいかと思っていたのですが…
下手をすると半田にも負けそうですね。


駅前の居酒屋で食事。
室蘭焼き鳥(豚)等を頼みました。
うーん、美味しい!
北海道は何を食べてもとにかく美味しいです。


21:22発室蘭本線普通東室蘭行きに乗車。
終列車です。
居酒屋で食べて終列車で帰るというのは
東京だと不健康な事この上ありませんが、
室蘭だと健康優良児の鑑です。
明日もやはり朝が早いので、
ホテル帰着後はすぐに寝ます。
おやすみなさい。

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