白砂山 第2日目

ワンゲル部藪漕ぎトレーニング第2日目。

3:00、起床。
人間、何だかんだで寝られるものですね。
寝坊して置いてけぼりにされる夢を見ました。
あと、半田の実家で愛犬と遊ぶ夢。
ホームシックになっちゃう、ヤバイヤバイ。
嗚呼、この山行が夢だったらどんなに良かった事か…
しかし、これは夢ではありません。
今から帰らねばならないのです。
僕には帰る場所がある…!

テントを畳み、4:30に出発。
くそー、iPod touchが浸水して壊れた…
憂鬱だ…
でも、雨は止んだのか…
取り敢えず、助かった。
が、それでも藪漕ぎは辛いです。
無心で進んでいきます。


今回最も良かったと思われる眺望。
この景色も30秒後にはガスに覆われてしまいましたが。

6:50

白砂山山頂に到着。
藪を抜けました。
ここを進んできたなどと誰が信じてくれようか。
しかし、僕はここを進んできたのです。


そして、こちらが今回のオチでした。
藪漕ぎ区間は必ずこういう立て札があるのかな?
そりゃあ警告を促したくもなるわな…

しかし、今回は藪抜けがゴールではありません。
ここから野反湖まで歩かねばならないのです。
ただの登山道なのですが…
疲労困憊のこの状態だと辛いです。
しかも、先輩も早く帰りたいからか
休憩と休憩の感覚が非常に長いです。
結局、堂岩山-野反湖の4.3kmは無休憩でした。

10:00

野反湖に到着。
やったー!
トイレだー!
…ふぅ。
この後は行きと同じくタクシーを呼び、
長野原草津口駅へと戻りました。

計画が変わった為、帰りもJR吾妻線。
先輩方には悪いですが、内心喜んでいたり。
どうせなら吾妻線を満喫しよう!
という事で、単独行動開始。


建設中の吾妻線新線。
例の八ッ場ダムの建設に伴い、
吾妻線は一部区間の路線が付け替えられる事になります。
異様なほど仰々しい橋だな…


新線をバックに旧線を行く特急草津32号。
こんな風景もいずれ見られなくなってしまいます。
次の列車に乗る為、ダッシュで駅に戻ります。


14:10発吾妻線普通高崎行きに乗車。
やはり湘南色の115系です。


車内から建設中の新線を見る。
吾妻線にこの橋梁は何かシュールだな…


いやー、それにしても鉄道旅行は良いですね!
特に115系は窓が開くので爽快です。
これでこそ旅行だな…
日本一短いトンネル、樽沢トンネルも通りましたが、
一瞬過ぎて写真には収められませんでした。
そもそも、車内から撮れるものでもないですね。

この後は高崎駅で高崎線普通上野行きに乗り換え、
赤羽駅で埼京線新木場行きに乗り換え、
人生初の6ドア車を経験し、
埼京線の通勤・通学ラッシュに思いを馳せ、
新宿駅で京王線快速橋本行きに乗り換え、
18:18に仙川駅に到着しました。
今回の山行は断然辛かったです。
今思えば、先週のネコブ山など軽いものでした。
体力的にもそうですが、精神的に一番辛かったです。
雨の中の藪漕ぎがここまで辛いものだとは…
これで少し強くなった…のだろうか。

コメント

  1. sou16 より:

    俺が目指すのは物理の道ただ一つだ。
    勉強はちゃんとしているから安心しな。

  2. kuni より:

    樽沢トンネル!
    …なるほど。
    苦労の果てには最高の景色が待っている、という訳でもないのか。
    甘くない世界だな…。

  3. sou16 より:

    苦労が必ず報われるなんて甘い考えかも知れない。
    人生も然り。

  4. 某潔癖症 より:

    壮絶な山行ですな…
    やっぱ部活だと色々シビアだね
    てか毎週毎週登ってたら交通費とかその他諸費用痛いだろ

  5. sou16 より:

    痛過ぎワロエない…
    今月は2万円近く飛んだな。
    普段の生活費を削りまくってギリギリ黒字を保っているけど。