(無題)

sou16の楽しい化学実験コーナー!
さあ、今日は劇の練習が無くて暇なので
コロイドのゾルからゲルへの変化を実験してみましょう。
えーっと、用意するものは…
ゼラチン(ゲル化剤)…10g
牛乳(ゾル)…200mL
生クリーム(ゾル)…300mL
加糖練乳(ゾル)…60mL
スクロース…40g
バニラビーンズ…1本
あと、コアントロー10mL…
…コアントローって何だ。
中国の何処かの都市の名前か?
Google先生によると…
「Cointreau。フランス産のリキュールのひとつ。」
そんなもの常備している家が何処にあるんだよ!
フランス以外で!
Every recipe includes one ingredient that you don’t have in your kitchen.か…
くそー、マーフィーの法則め。
ラムエッセンスで代わりになるかな?
Substitutions never taste right?
気にしない気にしない。
さて、実験に取り掛かりましょう。

手順1
「耐熱ビーカーに蒸留水50mLとゼラチンを加え、
ゼラチンヒドロゲルを作っておく。」
本来ならホールピペットを使って量り取るところですが…
計量カップで代用します。
化学科分析化学研究室なら留年ものだな…

手順2
「バニラビーンズは縦に切り目を入れ、ナイフの刃先で種子を扱く。
大きめの耐熱ビーカーに牛乳、スクロース、
バニラビーンズ(鞘も)を合わせて加熱し、良く撹拌する。」
へー、バニラビーンズって
こんなきゃらぶきみたいなものだったのか。
しかし、香辛料ってどうしてこうも高価なのだろう…
こんなんだから戦争が起こったんだな。

手順3
「1のゼラチンヒドロゲルを加熱してゾルとし、
鞘を除去した2に加えて分散させる。」
何か混ぜているばかりだな…
失敗する余地すら無…
あっ!鞘を取り出してなかった!
If anything can’t go wrong, it will.

手順4
「ゆっくりと撹拌しながら、生クリーム、加糖練乳、
コアントローを加えて良く分散させる。
容器の底に氷水をあて、粘性がある程度高まるまで
撹拌しながら冷却する。」
ゆっくりと(slowly)とは物理用語で
速度、加速度が無視出来る(negligible)という意味…
なるほど、相当遅い速度で…
うぉっ!もう固まり始めた!

手順5
「粘性が高まってきたら器に流し入れ、
冷蔵庫で冷やしゲルとする。」
冷蔵庫が一杯一杯でスペースが無い…
Possessions increase to fill the space available for their storage.
何か今日はマーフィーの法則が良く当てはまるな。

で、完成したのがこちら。
白熱電球の下で撮るべきだったか。
では、食べてみましょう。
頂きます。
……
ふむ、生クリームのコクとバニラの香りが調和して、
非常に濃厚なバニラアイスをゲルにしたような…
なるほど、これが購買で偶に見かけるけど、
ちょっとお高いからと敬遠して買っていなくて、
どんな味だか気になっていたあの
パンナコッタ(Panna Cotta)か…

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