(無題)

※この日記は後編です。
 先に前編を見る事をお勧めします。

さて…
まさか、僕がこのまま直帰するとでも?
そんな事する訳ないじゃないですか。
という事で、神宮前駅を過ぎ、枇杷島分岐点を過ぎ、
更に更に北へ。

高速道路かと見紛うような高架。
あの城北線との立体交差。
城北線の列車が見れたら超ラッキーです。
四つ葉のクローバーとか目じゃないです。

13:48
全ての車種を即答出来れば名鉄マスター!
犬山線犬山駅に到着。
各種名鉄車両が勢揃いです。

13:51
接続がある旨アナウンスされていた。
普通新可児行きに乗り換え。
そろそろ目的地が分かって来ましたかね?

14:10
キハ11形。
広見線新可児駅に到着。
隣にはJR太多線可児駅もあります。

14:14
行き先表示すら作ってもらえない御嵩カワイソス。
普通御嵩行きに乗り換え。
そう、第二の目的地は海のローカル線蒲郡線と
双璧を成す山のローカル線広見線。
蒲郡線と同じくトランパス未対応区間かつ
ワンマン運転実施区間。
何と行き先が前面に掲げてあります。
これは蒲郡線を上回るローカル臭…!

ちなみに、JR太多線は左に逸れる。
発車後すぐに右へと逸れて行きます。

民家はそこそこある。
おー、蒲郡線とはまた一味違うローカル線具合。
三河海線、山線が消えた今、
代わりにその立場に立っているのは
間違い無く蒲郡線と広見線でしょう。

時の流れは無常です。
ちなみに、嘗て蒲郡線に三河線が繋がっていた様に、
広見線には八百津線が繋がっていました。
もう11年も前の話ですが…

ざわ…ざわ…
終点の御嵩駅が見えてきました。

14:25
降車客は僕を合わせて5人。
広見線御嵩駅に到着。

「みたか」の方が面白いですが。
駅名標。
読み方は「みたけ」です。

中にはおじさんが3人。
駅の中に観光案内所があります。
ちょっと木曽福島駅に似ています。

これが一番の観光名所ではなかろうか。
御嵩駅外観。
終着駅らしい堂々とした風格があります。
やっぱり木曽福島駅っぽい。

オープンな作りです。
駅前広場から見た御嵩駅。

そう言えばこの御嵩町、死体が見付かったとかでニュースになりました。
海の田舎の長閑と違って、
山の田舎には何処となく寂寥感があります。
川のせせらぎ、鳥の声、風の音…
心洗われる情景です。

北海道の駅っぽい。
広見線御嵩口駅に到着。
御嵩駅から僅か600mの位置にある駅。
これは淋しい…!

民家は結構ある。
反対側から見るとその秘境っぽさが良く分かります。
本物の秘境駅はこんなものではないのでしょうが。

隣で小学生が草野球をやっていました。
可児川を渡る列車。
辺りに列車の橋梁を渡る音が響き渡ります。

ちなみに、単に広見線と言うと犬山-新可児間も含む。
歩いていたらこんなものが。
広見線存続運動らしいです。
蒲郡線はこういうのを見なかったけど、
もう半ば諦めているのだろうか…?

鉄道があるんだから鉄道を使おう。
広見線顔戸駅に到着。
これまた淋しい駅。
こんなちっぽけな駅ですが、
駅前の駐車場には大型トラックが5台もありました。
謎だ…
ここまで来たし、トランパスの残金も少ないし、
運賃を浮かせる意味も兼ねてもう1駅分歩く事に。
これは良い田舎だな。

こうして見ると本当に「赤い芋虫」のよう。
一面田んぼの中にひょっこり姿を現す列車。
鄙びてます。

どうでしょうか。
アングルを変えてみた。

ここが遺跡になっても残っている気がする。
八百津線の廃線跡もありました。
これは盛り土です。

やはり時の流れは時の流れは無常です。
嘗てここにも線路が通り、列車が走っていた…
広見線存続運動の幟が黄昏時の風に靡いています。

YAOバス。
先に逝った八百津線は現在バスに転換されています。
本数は鉄道時代と大差無いとか。
…それだけ元が少なかったという事ですね。

絵的には自動販売機が邪魔だが。
広見線明智駅に到着。
これまた味のある駅舎です。
塗装の剥がれ具合がまた良いです。

成岩駅もこのくらいにして欲しい。
旧八百津線のホーム(一番手前)も残っており、
結構立派な駅です。

ここまでするなら手摺も木とかにすれば良いのに。
新可児・名古屋方面のホーム。
スロープが石畳です。
趣があって個人的には凄く嬉しいけど、
バリアフリーの観点からするとどうなのだろう…

若干ピントがずれました。
駅名標。
恵那市にも同名の駅がありますね。
ここよりも更にど田舎にある明知鉄道の明智駅が。
明知鉄道もいつか乗ってみたいな…

15:36
ローカル線は地元の人に愛されなければ生きていけない。
広見線明智駅にて、普通新可児行きに乗車。
新社会人と思しき女性が5人程降車してきました。
この電車で降りてくるという事は、
御嵩、御嵩口、顔戸のどれかで乗車した筈…
一体何があったのだろう。

16:44
これで常滑に行くような物好きはいないが。
広見線新可児駅にて、普通中部国際空港行きに乗り換え。
半田は新鵜沼、常滑は新可児という繋がりがあります。
各務原と可児も実は半田と常滑みたいな
間柄だったりするのかな?
まぁ、この4市の中だとJRの無い常滑が
明らかに場違いですが。

昼間の河和線の普通電車もだろとか言わない。
圧倒的解放感っ…!
御嵩-新可児のワンマン区間よりも閑散としているぞ。

越境。
行きは上手く撮れなかった愛岐トンネル。
愛知と岐阜の県境です。

16:07
正直撮らなくても良かったが。
犬山線犬山駅にて、特急豊橋行きに乗り換え。
前2両は特別車の為、後方で待機していたら
スピードが速くてぶれてしまいました。

16:43
正直撮らなくても(ry
名古屋本線名鉄名古屋駅にて、特急河和行きに乗り換え。
暗い構内で特急を撮るのは正直無理です…
今日最も混んでいたのは間違い無くこの列車です。
河和線、昼間はともかく朝夕は混雑が凄いんだよな…

17:13
正直(ry
河和線阿久比駅にて、普通内海行きに乗り換え。
いつものパターンです。
余りに日常なので撮るかどうか迷いましたが、
ここまで全て撮ってきたので一応。

17:22
河和線成岩駅に到着。
帰ってきました。
さて、如何だったでしょうか?
トランパスを使い切る事が第一の目的だったので、
そこまで期待はしていなかったのですが、
蒲郡線と広見線、予想よりもずっと楽しかったです。
やっぱり、ローカル線イイ(・∀・)!
春休みにまた何処か行きたいな…
…何だか、やけにお腹が空いたな。
あっ!昼食食べてなかった!

脚注
※「各務原と可児、半田と常滑」
   ・半田市
   鉄道:JR武豊線、名鉄河和線
   ターミナル駅:JR半田駅、名鉄知多半田駅
   ・各務原市
   鉄道:JR高山本線、名鉄各務原線
   ターミナル駅:JR鵜沼駅、名鉄新鵜沼駅
   ・可児市
   鉄道:JR太多線、名鉄広見線
   ターミナル駅:JR可児駅、名鉄新可児駅
   ・常滑市
   鉄道:名鉄常滑線
   ターミナル駅:名鉄中部国際空港駅

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