紅葉の季節だな…
落葉しかけているのもあるし、今が潮時かな?
という訳で、紅葉を見に行くという名目で
秋の知多半島を感じに行きました。
いやー、清々しいまでの秋晴れですね。
最高の自転車日和です。
紅葉。
雑木林なので一面真っ赤という訳には行きませんが。
紅葉と青空のコントラスト。
逆光気味…
隣接しているのに綺麗に色が違っています。
ここまでは自宅から200m圏内。
勿論、ここで終わる訳は無く、南へと向かいます。
今回の目的地は河和線の河和口駅以南の単線区間です。
軽快に自転車を飛ばしていると…
…!?
何だあれは?
これはまたやけに古い車両だな…
電車という事は武豊線のものでは無いな。
調べてみた所、モ101という日本油脂専用線の電車で、
2台しかない現存する西武モハ101形の内の1台なんだとか。
へー、そんなものが武豊に…
(ちなみに、もう1台も武豊にあるらしい。)
…そう言えば、日本油脂専用線って、
知多半島で唯一の廃線だったな。
折角だし行ってみるか!
道中の名鉄知多武豊駅。
武豊線の終点であり、日本油脂専用線の起点だったJR武豊駅。
巷では「北海道並みに何も無い終着駅」とか言われていますが、
…まぁ、正直何も無いですね。
武豊駅から少し南に行った所で廃線跡を発見。
これが元日本油脂専用線か?
と思いきや、これはJR武豊線の廃止区間、
貨物支線の武豊-武豊港の線路跡との事。
廃止は昭和40年(1965年)だそうです。
46年前の廃線跡が未だに残っているのか…
ちょっと一休み。
さて、これは一体何の為の鉄橋でしょう?
盛土をわざわざ刳り貫いてあります。
しかも立ち入り禁止です。
そう、これこそが日本油脂専用線の廃線跡なんですね。
地図で武豊町立衣浦小学校を見てみると
南側が不自然にカーブしているのが分かると思います。
川がある訳でも無し、道路がある訳でも無し、
そこに確かに鉄道があったことの現れなのです。
点々と連なる架線柱。
本線の武豊線は非電化なのに
何故か支線の日本油脂専用線は電化されていました。
田んぼの中へと消えていく廃線跡…
哀愁が漂います。
…そうだ、今回はこれが目的では無いんだった。
という事で再び南へ。
富貴駅の南西の知多新線。
ちなみに、富貴-上野間は名鉄で最長の駅間距離があります。
この構図、見覚えは無いでしょうか?
…これで分かったら貴方はこのブログの相当な通です。
寧ろ分かったら吃驚です。
ここ、1年半以上前に一度来ていました。
最近話題になった中部電力武豊火力発電所。
石油発電という事で長期計画停止だったものの、
浜原子力発電所が停止させられた影響で
今年8月に長い時を経て再稼働。
今年10月には全国第2位(2011年12月現在)の規模を誇る
メガソーラーたけとよ発電所が併設されました。
どちらかに偏るでもなく、新旧が交錯する場所、
それこそが知多半島なのです。
そう言えば、この辺りには廃駅があったな。
椋岡駅と同時に廃止された布土という駅が。
ついでに行ってみるか!
と思ったものの、探せども探せども見付からず、
路地裏に迷い込み、私有地に入り込み、寺に参り込み、
やっとの思いをして着いたのが…
ここ…だよな?
地図と照らし合わせるに、ここの筈なのだが…
本当にここなのか?
ここだったとして、何故こんな所に駅があったんだ?
二重の意味で謎です。
布土駅の開業は昭和7年(1932年)。
廃止は椋岡駅と同じく平成18年(2006年)。
椋岡駅とは違い、一応全ての普通電車が停車していました。
正直、廃駅になったのも納得せざるを得ないロケーションです。
寧ろ5年前まで残っていた事に驚き。
河和線で最も海に近い河和口駅。
ここから河和線に沿って内陸部に。
…そう言えば元々は紅葉を見に行くという名目だったんだ。
一面真っ赤な紅葉よりも、このくらい疎らな紅葉の方が
鄙びた感じがして僕は好きです。
という訳で、今回はここまで。
最初紅葉とか言ってたけど、
結局鉄道ネタばかりになってしまったな…
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